堀木の日々 27 8月 2012 杉浦・疾風迅雷 杉浦康平は半世紀にわたってデザイナーを魅了し続けているデザイナーである。様々なタイプのデザイナーがいるが、誰にも似ていない。むしろ、まわりが杉浦化するようなデザイナーであり、杉浦流の家元なのだ。すごいのは造形が生き続けているということなのだ… 続きを読む
堀木の日々 31 7月 2012 MUJIの紙媒体販促ツール 知らない街のショッピングモールで ぶらぶらしていたら無印良品があった MUJI はフェアトレードにも取り組む好感度の企業だ 衣料品・生活雑貨も素材感のあるものを 品質と価格のほどよいバランスでそれなりの指示を得ているようだ モ… 続きを読む
堀木の日々 13 6月 2012 ペーパークラフト 1975年、ドイツのペーパークラフトの絵本を、日本人向けにデザインした僕はまだ卒業して4年しか経っていなかった。40頁そこそこの小さい物語絵本であり、仕事場から帰ると,数ヵ月に渡ってイラスト描きとレイアウトに悪戦苦闘していた。原型となるドイ… 続きを読む
堀木の日々 21 12月 2011 エピステーメ叢書『空飛ぶ円盤』C.G.ユング 朝日出版社 1978年に発行されたこの本は、杉浦康平門下の辻脩平さんのデザインである。画家ルドンのモノクロの目玉のイラストレーションを極彩色に彩ったものだ。今見ても古さを感じさせないが、あらためて、1970年代の読売ゴシック+ボドニ+読売明朝+クロイス… 続きを読む
堀木の日々 21 10月 2011 例によって古本屋の書棚を眺めていると 向こうから手が伸びてこちらが引き寄せられるという本がある 1冊は 椋 鳩十「夕焼け色のさようなら」 伊那谷から北アルプスに沈む夕陽の装幀で 児童文学界の重鎮である著者を理論社の社長の小宮山量平自らが 編集して作った本だ 副題が 椋先生が遺した33章 になっている 椋さ… 続きを読む
堀木の日々 7 9月 2011 存在の大いなる入れ子 トランスパーソナル心理学の中心的理論家ケン・ウィルバーは、人間の霊性(スピリチュアリティー)を考えるうえで、3つの眼の考え方を提唱しています。3つの眼とは肉の眼(自然科学的な眼)、理知の眼(客観的眼より心的現実が重要な心理学的… 続きを読む
堀木の日々 7 9月 2011 自己実現者の15の特徴 マズローは個人の能力を十分に開花させた自己実現的人格にインタヴュウーをこころみました。そのような人にも欠点があり完璧な人がいるわけでもないのですが、賢者も聖人も実在すると言っています。面白いのはインタヴュウーの結果、その人たちには共通する1… 続きを読む
堀木の日々 6 9月 2011 欠乏欲求と自己実現 僕は人間の成長とそのモチベーションにすこぶる興味をもっていますが、相模女子大の石川勇一先生の著書をとおして学んだことをご紹介します。 欠乏欲求と自己実現 A・マズローは行動主義心理学者として頭角を現し、後にアメリ… 続きを読む
堀木の日々 1 2月 2011 視覚デザイン研究所の絵本 視覚デザイン研究所の内田広由紀さんが年賀状の返信に 最近取り組んでいるという絵本を送ってくれた 2歳から5歳あたりの幼児のための絵本で 「カンカン しょうぼうしゃ しゅつどう」 という本だ 子どもの目線で描かれ 絵の中にいろいろな仕掛けがあ… 続きを読む
堀木の日々 13 12月 2010 「東京公園散歩」「イギリス・ユートピア思想──ウイリアム・モリス」 「東京公園散歩」矢部智子 「イギリス・ユートピア思想──ウイリアム・モリス」大平真理子 他 確か経済評論家の内橋克人だったと思うが、本を2冊並行して読むと新しい発見があるといっていたように思う。 クレマチスの丘にあるアート系の本屋で思わず… 続きを読む