堀木の日々 22 5月 2009 HEX ANTISTYLEの商品カタログ 男性ファッションをやっている義郎君たちが商品カタログを作るというので、どこかで手伝えるかもと思っていましたが、できあがったものを見てびっくり。想像すらできない世界でした。知らない世界ととはいえ、なにやら対極の世界を見せられているようで、眺め… 続きを読む
堀木の日々 26 3月 2009 BOOK OFFでみつけた雑誌 古本屋ではめったに雑誌にはお目にかからないのだが、先日目に付いたDIRECTOR'S MAGAZINEはタイポグラフィーのこだわりが、一貫していて面白いと思った。 もちろん画像もあるのだが、徹底した文字組で見せるページネーションは、内容の面… 続きを読む
堀木の日々 31 1月 2009 加島祥造 伊那谷の老子の新しさ 加島祥造は英文学者でT.S. エリオットに触発された詩人でもあったようだ。しばらく詩作からは離れていたらしいのだが、50代になってから伊那谷に別荘をもつようになり、その自然に魅了されるようになってから詩心が復活したらしい。おもしろいのは、彼… 続きを読む
堀木の日々 13 11月 2008 無有好醜(むうこうじゅ)の願 大無量寿経中の48願中の4願。阿弥陀如来となる前の法蔵菩薩が発した願。その意味するところは、「たとい私が仏と成り得ても、浄土においてもろもろの人たちの形が同じでなく好(よ)き者と醜き者とに別れるなら、私は仏に成らぬ。」というものである。浄土… 続きを読む
堀木の日々 11 10月 2008 船越桂 夏の邸宅 この夏 船越桂の彫刻展が東京都庭園美術館というアールデコ調のインテリアそのものである空間で行われた。何も期待しないでみるというのはいいものである。船越かつらの彫刻なら観てみたいと思い 倦んだ日差しの夏の午後 庭園美術館に足を運んだ。待ち受け… 続きを読む
堀木の日々 8 9月 2008 「チェーザレ」 マキュアベリで名高い「君主論」を体現した中世ヨオロッパの政治的天才がチェーザレ・ボルジアだ。惣領冬美えがくところの「チェーザレ」はモーニングKCに連載されたものが、単行本になったものである。監修者をたて、資料を駆使して学問的な正確さに努めて… 続きを読む
堀木の日々 9 7月 2008 今大好きな画家 小林秀雄や青山二郎のブレーンの物語を興味を持って読んだのは、もう20年以上昔のことだ。その取り巻きだった白洲正子の友人で画廊経営者、美術評論家の洲之内徹のことは名前だけは知っていた。ある日、新聞広告に不思議なえんぴつ画の肖像画が載っており衝… 続きを読む