愛してやまないキャラクター

先月(2023年2月)、NHKの『アナザーストーリーズ』に
スヌーピーが出て来てびっくり。
見始めたのはちょうど番組がはじまったところでした。
番組のタイトルは、「スヌーピー最後のメッセージ
連載50年作者の秘めた思い」。

アメリカの新聞で50年連載されたマンガ
「ピーナッツ」が2000年2月13日に、
連載を終えましたが、あの独特のユーモアにあふれた
世界がどのように生まれたのか。
チャールズ・シュルツの長年の友人や、
絶大な信頼をおいていたアシスタントの方が
証言していました。

何をやってもうまくいかないチャーリー・ブラウン。
彼の飼い犬の、活発なビーグル犬スヌーピー。
いつも不機嫌で威張り屋さんのルーシー。
そのほか大勢の仲間たちも実に個性的。
いつも私たちのそばにいて、見る度にハッピーで、
暖かい気持ちにしてくれるのがこの素敵な
キャラクターたちです。

「ピーナッツ」でチャーリー・ブラウンが
「小さな赤毛の女の子」へ、報われない片想いを続ける
エピソードがありましたが、これはシュルツ氏自身の
苦い思い出から、とのこと。

「ピーナッツ」に登場する仲間たちは
みんな誰かに片想いしている。
言われてみればそうだ。

「人生うまくいかないことばかりだよ…」
とずっとシュルツ氏は思っていたようです。
チャーリー・ブラウンだけでなく
どのキャラクターにもシュルツ氏がいるらしい。
だからこんなにもみんなの心を掴んで暖かい。

文・沢田寛子

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です