クリスマスを待ち臨む

「待ち望む」ではなく「待ち臨む」って
あまり聞き慣れない言葉かも知れませんね。
でも「アドベント」という言葉でしたら
「あっ、聞いたことがある」となるでしょうか。

「アドベント」とは、
11月30日に一番近い日曜日から
クリスマス前日までのことで、

日本語では待降節(たいこうせつ)、
降臨節(こうりんせつ)、または
待誕節(たいたんせつ)とも言います。

クリスチャンなので、
ついつい説明をしてしまいましたが
イエス・キリストの降誕を待ち望む
「わくわくする」期間であることには
変わりありません。

私が通っている教会でも、手作りの
アドベントキャンドルに、ろうそくを4本立て
クリスマスまでの4週間、日曜日ごとに
1本ずつ灯していきます。

またイエス・キリストの生まれた馬小屋を
再現する模型、「クリブ」も置かれます。
夜になると電気が付くので、通りから、
玄関の中に置かれたクリブの写真を
撮って行かれる方もいるようです。

我が家でも「クリスマスボックス」から
色々な飾りを出して、クリスマスを待ち臨みます。
アドベントカレンダーの窓を
毎日一つずつ開けるのもこの時季の楽しみです。

実家のドアのリースはスウェーデン時代から
毎年出している、藁で出来たリースで
かれこれ50年以上経っているでしょうか。
家族にとっては大事な大事なリースです。

でも、一方世間に目を向けると…
コロナ禍3回目のクリスマスです。

困難な状況の中や、戦禍の中で
クリスマスを迎えている人たちもいるでしょう。
ロシアのウクライナ侵攻によって
暖をとることが出来ない中で
クリスマスを祝う人もいるでしょう。

「平和が実現しますように」
「クリスマスの喜びがあふれますように」と
共に祈りを合わせたいと思います。

文・沢田寛子

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