「秋のファション 広告見比べ」
2013年9月24日
2020年10月2日
ものすごくファッションに興味がある訳ではない。
でも雑誌を見たり、広告を見たりするのは好き。
そんな私が、時間があるときにするのが
新聞の折り込み広告を広げて眺めることです。
同じ日に、はさみ込まれていた今回の広告は
伊勢丹と高島屋のもの。
判型はどちらもタブロイド判ですが、紙が違います。
またこの2つのデパートは、広告のコンセプト
誌面の雰囲気や、作り方が全く違っています。
ちょっと比較してみますね。
■伊勢丹
●キャンペーンテーマ
「オンリー・エムアイ 秋のキャンペーン」
(オンリー・エムアイとは三越伊勢丹が
企画した商品)
●誌面構成
ゆったりとした誌面、ナチュラルテイスト。
手触りも風合いがあってよい。
写真もソフトで、ところどころに使われている
スタンプのような擦れた書体もマッチしている。
全体としては静かなトーン。
■高島屋
●キャンペーンテーマ
Looking for My Favorite Art
「秋は、みんながアーティスト」
●誌面構成
紙は、つるつるした光沢のあるもの。
写真と説明で誌面がグリッドで全部埋め尽くされている。
ちょっと息苦しい。
表紙の造花の花弁をところどころに切り取った
アートを意識したデコラティブな誌面だが
楽しさが伝わって来るのはこの遊びあるタイトルの
書体だけ?
トータルで見ると、今回の対決?では
伊勢丹になるのですが、さて次は
どんな広告展開になるのでしょうか。
いずれにしても、こうやって床に広げて
「ふ~ん」と見比べているうちは、私はまだまだ
電子書籍に手が出そうにありません。
文:沢田寛子