「秋のファション 広告見比べ」

ものすごくファッションに興味がある訳ではない。

でも雑誌を見たり、広告を見たりするのは好き。

そんな私が、時間があるときにするのが

新聞の折り込み広告を広げて眺めることです。

同じ日に、はさみ込まれていた今回の広告は

伊勢丹と高島屋のもの。

判型はどちらもタブロイド判ですが、紙が違います。

またこの2つのデパートは、広告のコンセプト

誌面の雰囲気や、作り方が全く違っています。

ちょっと比較してみますね。


伊勢丹

キャンペーンテーマ

「オンリー・エムアイ 秋のキャンペーン」

(オンリー・エムアイとは三越伊勢丹が

企画した商品)

誌面構成

ゆったりとした誌面、ナチュラルテイスト。

手触りも風合いがあってよい。

写真もソフトで、ところどころに使われている

スタンプのような擦れた書体もマッチしている。

全体としては静かなトーン。


 

高島屋

キャンペーンテーマ

Looking for My Favorite Art

「秋は、みんながアーティスト」

誌面構成

紙は、つるつるした光沢のあるもの。

写真と説明で誌面がグリッドで全部埋め尽くされている。

ちょっと息苦しい。

表紙の造花の花弁をところどころに切り取った

アートを意識したデコラティブな誌面だが

楽しさが伝わって来るのはこの遊びあるタイトルの

書体だけ?

トータルで見ると、今回の対決?では

伊勢丹になるのですが、さて次は

どんな広告展開になるのでしょうか。

いずれにしても、こうやって床に広げて

「ふ~ん」と見比べているうちは、私はまだまだ

電子書籍に手が出そうにありません。

文:沢田寛子

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