「デザイン解体新書」

僕がエディトリアルデザインの勉強をするために色々と本を読んできましたがその中では「デザイン解体新書」がとてもわかり易いと思っています。

グラフィックデザイナーの工藤強勝さんが監修されていて、実際の仕事の中から実例を取り上げ解説しています。実はこの本の中で解説されている内容のほとんどは、コンビビアで先輩方に教えていただいたことと同じことだったりします。ですので、基礎を学ぶ上ではとてもわかり易いものとなっていると実感しています。

10数年前会社に入社してから、デザインを学ぶため色々な本を読んできました。タイポグラフィとはどういうものなのかをストイックに考証したものだったり、レイアウト実例の見本集や解説集などが役に立つのではないかとその手の本を買って読んでみたりしました。

それでも行き着くところは基礎の部分なのだと「デザイン解体新書」を読んで気がつきました。この本は度々読み返しています。内容的には、写植時代の仕事の仕方をベースとしてますので、今デザインを学ぶ人にとっては少しピンとこない部分もあるかもしれません。ただ、基礎は基礎なので、読めば為になるのは間違いないと思っています。

「デザイン解体新書」はエディトリアルデザインの基礎を知りたい方には非常におすすめの1冊です。

ちなみに、編集デザインに関してデザイナー以外にも為になる本が「編集デザインの教科書」です。こちらも工藤さんの監修となっています。「編集デザインの教科書」は本をつくるために必要なことは何かを解説したもので、わりと気軽に本が作れるんだとわかる、ちょっと知りたい人にもおすすめの一冊となっています。興味があればこちらも是非♪

書籍・MOOK本の制作はデザインコンビビア

文:飛鳥井 羊右

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