「楽しい気持ちは やっぱり伝わった!」
私のたった1人の姪は、今中学1年生です。
クラシックバレーとピアノが好きで
洋服のセンスもなかなか良くて
子供ながら(失礼!)コーディネイトも上手です。
小学生の時、まわりには携帯電話を持っている子供が
結構いたそうですが、彼女の場合は
「中学生になってから」
という親の考えもあって、携帯を使い始めたのは
この半年前ぐらいからでした。
しかも初めて持った携帯が、iPhoneというのが
このおばさんにとってはビックリです。
早くからサクサクとすっかり使いこなし
絵文字や写真付きでメールもたくさん送ってくれます。
…でもやっぱり女の子です。
小さい時から絵も好きで、メモ帳や紙切れを見つけては
紙いっぱいにイラストや字をよく書いていました。
ペンケースにはお気に入りの筆記用具がいつもいっぱい。
そんな彼女が始めたのが「村田新聞」です。
第3号が出る頃には、専用のポストも登場しました。
村田新聞とは…?
以下に彼女の言葉をそのまま載せます。
「村田新聞って言うのは、手書きの新聞で、
基本的に発行者は真理♪ いつ出すかは不定期です。
内容はその時によって違う。その日の出来事とか、
その他色々です!って言う感じで
のんびりやってきますです
あっ!!だいたいは、おじいちゃんの所に
おいてあるので読んでね!」
この「おじいちゃん」とは
昨年の11月に亡くなった私の父のことです。
近所に住んでいるので、彼女はよく実家に遊びに来て
父が元気だった時には、一緒にトランプをしたり
お茶を飲んだりして、楽しい時間を過ごしていました。
父が亡くなり、今は母が1人で住んでいますが
今でも1人で家にやってきては、ピアノを弾いたり
母の話相手になってくれています。
そして変わったことと言えば、その母のそばで
この新聞を書くようになったことです。
新聞には「今日のSong」「本日の出来事コーナー!!」
「お知らせ」や「読者メッセージの紹介」や
「読者チェックらん!!」など内容が盛りだくさんです。
毎回書く紙も裏紙を使っているので
彼女曰く、「エコな新聞なの」。
この新聞を、コンビビアのみんなに紹介したくて
彼女の許可を取って、ポストごと借りてきました。
お菓子の箱を使った、手作りのポストもユニークです。
今まで出た新聞を並べて、みんなに見てもらいました。
「作っている人の楽しさが出ている」、
「素直で、まっすぐで、とってもいいな~」など。
この新聞を書いている彼女の楽しさが
みんなにも伝わって、私もとっても嬉しかったです。
思い切ってこの新聞への「読者メッセージ」もお願いして
私の机の上に置いておきました。
帰りがけにポストを開けてみると…
何通もの心のこもった投稿がありました。
中には「不定期購読を希望」というものまで!
私からもありがとうございました!
また次の新聞も楽しみにしていてください。
文:沢田寛子