世界最高峰のアニメーション!

「フレデリックバック展」 に行ってきました。

 

まず一言、率直な感想は 

本っっっ当に行って良かった!!!!

素晴らしい展示でした!

 

フレデリックバックさん、知っている人には有名な

「木を植えた男」というアニメーションを作った人です。

初めて「木を植えた男」を観たのは専門学校1年生のとき。

学校の先生が「これは観ておきなさい」と言って授業中に観せてくれました。

 

衝撃でした。

 

アニメとは思えないほど丁寧に描かれた、色鉛筆のようなタッチの絵が動きだします。

キャラクターに台詞はなく、音楽とナレーションのみで物語は進み、

絵、動き、ストーリー、どれを取っても凄いの一言。

更に凄いのは、30分程のこのアニメーションを、フレデリックバックさんが

ほぼ一人で作り上げたということです。ちなみに制作には5年も掛かったそうです。

そしてもっと凄いのは1987年に映画が公開された直後、

この映画に影響されて世界中で植樹運動が行われたこと。

一人が作り出した映画によって、世界中に影響をもたらしたのです。

 

すぐさま先生からビデオテープを借りて何度も観て、

DVDが出ていると知ってはお店に取り寄せてもらって購入して、

iPodを手に入れてからは家の外でも観ていたほどです。

初めて見たときから10年たった今でも、観る度に感動してしまいます。

おそらくこの先も、いつ観ても揺らぐことの無い名作。

 

そんな人が描いた絵を、直に観られる機会に恵まれました。

原画が観られる! アニメーション以外の絵も観られる!

 

 

今回の展示では、「木を植えた男」の原画やコンテ、イメージボードの展示はもちろん、

フレデリックバックさんが、2歳の頃に描いた絵から

ほぼ描いた年の順に、これまでに描いた絵が展示されていて

まるでフレデリックバックさんの人生、成長の過程を見ているようでした。

 

凄い感動。

 

幼い頃から自然や平和に関心を持ち、農業や炭鉱で働く人、自然の多い風景などが印象深かったです。

動きのある人物、人々の暮らしの情景、切り取られた風景、

鉛筆、木炭、インク、ガッシュ、リトグラフ、セル・・・

さまざまな画材を使った様々な絵が豊富に展示されていました。

特に、セルに色鉛筆で描き重ねられた絵は

本当にキレイで、しばらくその場で見惚れてしまうほど。

 

さらに仕事のジャンルも豊富で、本の挿絵、壁画、テレビのセットのデザインや店の内装、

レストランのメニュー表、仕掛け絵、ポスター、そしてアニメーション。 

 

とても一日では見きれず、二日間掛けてやっと全体を観ることが出来ました。

けど、まだまだ。もっと丁寧に観ようと思ったら二日間でも全然足りません。

それだけのボリューム、それだけの密度でした。

 

 

 

 

後日談ですが、どんぐりのストラップを買うと後日に
どんぐりが送られてくると言うグッズが売っていました(写真:下)。

家でどんぐりを育て、数年経って大きくなったら
「NPO法人どんぐりの会」の協力のもと、山へ返すというものだそうです。

今月の頭にどんぐりが届いて、現在どんぐり育て中です!

芽が出るのは春頃になるそうです。

 

 

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