ショーン・タンの作品


 

 
「アライバル」
「遠い町から来た話」(岸本佐知子訳)
共に河出書房新社から
 
shaun tan
オーストラリア生まれ
イラストレーターであり絵本作家であり・・・
同い年である。
が、違う次元の絵描きである。
 
圧倒的な質量の絵。
「アライバル」には4年を費やしたというから
作品に対する熱量も半端ではない。
「遠い町から来た話」は古今東西の
様々なタッチで描かれた小片が
15作品納められている。
器用を通り越して神業の域だ。
しかも、そのどれもが
「なんちゃって」というレベルではない。
経歴には短編アニメーションで
アカデミー賞の受賞とも書いてある。
・・・同い年か・・・。
 
自在に絵が欠けたら相当楽しいだろうなぁ。


「アライバル」より。台詞はないが、伝わる!


「遠い町から来た話」より


「遠い町から来た話」より

 

「アライバル」¥2,500
「遠い町から来た話」¥1,800
 
 
この二冊、先週、紀伊国屋書店で購入して
落ち着いたらゆっくり見ようと思っていたので
傷保護の為のビニールカバーもつけたまま、
部屋の本の山に積んであった。
朝、お気に入りの発表の場でビニールを破り、
初めて広げてみたくらいだ。
なので、物語の方は
立ち読みくらいの把握しかしていない。
今日すぐに持ち帰って、
・・・落ち着いたらゆっくり見てみようと思う。
(そんな本が結構有る)
 
 
国内のイラストレーターにも勿論アンテナを立てているが
数年前から海外の絵描きにも興味が沸いて来た。
近頃は、日本の漫画やアニメにインスピレーションを得た
アジアの絵描きが描くイラストも非常に達者で
世界観や、色合いなど、
バックボーンの違いからにじみ出る
オリジナリティーなどが新鮮で目を見張る。
中国、香港、台湾の中華な空気や美的感覚。
マレーシアやベトナムなどは、
アメリカやヨーロッパの文化も混じり
何とも言えない独特な雰囲気が有る。
 
 
近頃はネットをはじめ、流通もグローバルで
海外の絵師が自主制作する「同人誌」も
手に入ったりする。
ますます、絵好きにはたまらない環境だ。
出費も激しいが、部屋も随分と激しい事になっている。
 
願わくば、自身の絵レベルも上がると良いのだが。。。
(見ているだけでは、上手くはならんだろうなぁ)

文責:やまだ

 

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