「地球家族」


 「地球家族」

世界30カ国のふつうの暮らし
 
TOTO出版
1893円+税
 
ワールドビジネスサテライトで
西原理恵子が「スミスの本棚」
というコーナーで紹介していた本。
 
頭の隅に残っていたので
本屋で見つけた時、つい買ってしまった。
僕の中で「子どもに見せたい本」の1冊。
 
サブタイトルにもあるように、
ごくごく一般的な家庭を厳密に選び
一家族が持つ、家財道具を全て家の前に出して
家族とともに一枚の写真に納まるという、
思いついても誰もやらないような企画を
1994年の「国連国際家族年」に合わせて計画し
実行した報告本がこれ。


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世界中のどの家族も、いたって普通で
普通な幸せと、普通な不幸との間の
普通な日常を送っている様子が、
フォローするサブ写真から見て取れる。
しかし、
国によって家財道具の質も内容も量も違う。
牛や羊が家財道具の一部だったり。
家そのものが家財道具だったり
電化製品がラジオだけだったり、
高級車が4台並んでいたり(普通の一般家庭でだよ)
小さな家に、どうやって押し込んであったのかと思う程
山のような家財道具だったり・・・は、勿論日本の写真。
 
僕の収集癖と溜め込む性格からすると、
モノが無い生活なんて考えられないのだが、
逆にモノに支配されている感もしっかり味わっている。
スナフキンの言葉に
「もちものをふやすということは、ほんとにおそろしいことですね」
というのがあって、ものすごく共感するんだけど
僕はスニフと同類なのだ。


文責:やまだ

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