Honda Magazine

 

わが家に送られてくるPR誌のひとつである。

ナチュラルで美しくのんびりしてくつろげる雑誌というものではない。

この雑誌はもちろんPR誌なのであるが、「ないものを作れ」がテーマになっている。

本田の創業者、本田宗一郎の車作りの信念が「ないものを作れ」である。

車作りも、広報誌作りも「ないものを作れ」を目指しているのである。

表紙からして一瞥で何だこれはと思わせる。

表1がくまなく文字で埋まっているのだ。中をみても従来の雑誌の

本文にあたるものがすくない。読書離れの若者をターゲットに

しているのか、本文で読ませるより写真やイラストで巻き込もうと

しているのだろう。展開がめまぐるしく変化する。

どれだけわかりやすく伝えられるか。どれだけかっこよく

みせられるか。様々な工夫に満ちている。すべてOKとは

言えないけれど、「ないものを作るぞー」の意気込みは

十分伝わってくる内容だと思う。見習わないとね。

堀木一男





コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です