「紙だからこその感動」
2010年7月27日
2021年2月9日
小さなサイズの箱形の物。
店頭で見た時、最初は何だか分かりませんでした。
実はコレ、パラパラマンガなのです。
ぱらぱらーっとめくると
絵が動いて見えるというアレです。
教科書の端っこに描いた経験のある人も
多いのではないでしょうか。
僕も昔、教科書の端っこに描いた経験があります。
今回紹介する「パラパラブックス」シリーズは
とてもクオリティが高く、雰囲気も好みです。
中でもお気に入りなのは「目からかいこうせん」
本には「目からビームが出るよ」と書かれています。
実際にめくってみると
これはビックリ!
めくった際の残像がビームに見えるのです。
これは画期的。
書籍の電子化と言われている昨今ですが
この表現は紙ならでは、アナログならではです。
デジタルの画面では、ページをめくる際の
残像なんてありません。かいこうせんは出ません。
他にも、中に穴があいている本があったり、
めくりやすい紙を使っていたり、
本が反らないようにケースに入っていたりと
工夫や仕掛けが満載です。
「紙にしか出来ない事ってあるんだな〜」
と、改めて思わせてくれる1冊でした。
文:大友