「100%に近い手作りのもの」
2010年4月1日
2020年7月14日
懐かしい時代、懐かしい物は人によってそれぞれです。
その人にとっては、とても大切な時間や物でも
その懐かしさを、丸ごと全部分かち合うところまでは
普段なかなかありません。
でもあったのです!
それはね、23年前に作った社員旅行のしおり。
まだまだバソコンで仕事をしていなかった時代。
ファックスもやっと入ったばかりの、そんな時代。
たった一泊の旅行のために、みんなで分担して
それぞれの見開きを作りました。
どんなページになるかは、出来上がってみてからの
お楽しみです。何ともゆるい、自由度いっぱいの冊子です。
しかもみんなで手作り。
全20ページになるようにページ割を考えて
それぞれが分担して、イラストや原稿を書いて
向きも考えて、ページ割に沿って全部置いてみる。
そしてA3で両面コピーする。
カットして、表紙つけて出来上がり!
表紙は確か「きらびき」という、紙見本にあった紙。
仕事が終わってからの作業開始は
9時を回ってからでした。
「秋雨の山形路」と書かれた扉ページ。
日程には、出発は夜の10:00とありました。
出来たてのしおりを持ってのギリギリセーフの出発。
雨の中、全員を乗せて走った「ハイエース」。
河原で参加した「芋煮会」。
帰りに立ち寄った美味しいおそば屋さん。
当時参加したスタッフが共有した懐かしい時間でした。
そして一言「やっぱり手作りのものはいいね〜」。
そして別の声が。
「あのおそば屋さんにもう一度いきた〜い。
文:沢田寛子