「100%に近い手作りのもの」



懐かしい時代、懐かしい物は人によってそれぞれです。

その人にとっては、とても大切な時間や物でも

その懐かしさを、丸ごと全部分かち合うところまでは

普段なかなかありません。


でもあったのです! 

それはね、23年前に作った社員旅行のしおり。

まだまだバソコンで仕事をしていなかった時代。

ファックスもやっと入ったばかりの、そんな時代。

たった一泊の旅行のために、みんなで分担して

それぞれの見開きを作りました。

どんなページになるかは、出来上がってみてからの

お楽しみです。何ともゆるい、自由度いっぱいの冊子です。

しかもみんなで手作り。


 


全20ページになるようにページ割を考えて

それぞれが分担して、イラストや原稿を書いて

向きも考えて、ページ割に沿って全部置いてみる。

そしてA3で両面コピーする。

カットして、表紙つけて出来上がり!

表紙は確か「きらびき」という、紙見本にあった紙。


仕事が終わってからの作業開始は

9時を回ってからでした。

「秋雨の山形路」と書かれた扉ページ。

日程には、出発は夜の10:00とありました。

出来たてのしおりを持ってのギリギリセーフの出発。


雨の中、全員を乗せて走った「ハイエース」。

河原で参加した「芋煮会」。

帰りに立ち寄った美味しいおそば屋さん。


当時参加したスタッフが共有した懐かしい時間でした。

そして一言「やっぱり手作りのものはいいね〜」。

そして別の声が。

「あのおそば屋さんにもう一度いきた〜い。


文:沢田寛子


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