サイエンスイラストで描けること

写真やデータを駆使した3Dモデルや

数値で描く情報処理をした画像などの正確性には敵いません。

しかし、サイエンスイラスト には、書き込む情報の編集に始まり、

色・形・演出などを工夫して、見る人(見てもらいたい人)の

興味・関心に最も近づけられる表現が可能だと思います。

手描きゆえの形の誇張や、色のコントロールによる表現、

主題と背景の描きわけ、同一画面上に時間の経過や飛躍、

別の場所の様子までも描き込め、

伝えたいメッセージの発信としても描くことができます。

2050 Science Frameworkの掲げる科学目標をわかりやすく。
ラフを叩き台にした打ち合わせの中から「いくつもの研究が何を目標としているか」という主題が現れてきたのち「ティッピングポイントに差し掛かった地球」を押し留めるために、分野の壁を超えて協力して調査研究をするというイラストに
見たことないイラストが完成(細部にまで凝っている)

かつて少年だった頃、ニュートンを眺めていた時の

「よくわからないけど分かったような気持ちになれるワクワク感」が

描く上での目標で、レトロな手法ゆえに、古いアプローチだと思いますが、

人の手ゆえの柔らかさや、優しさまで含まれるイラストレーションは、

面白がってもらえる手法ではないかと思います。

文責:山田

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