話題の「ChatGPT」は相棒となり得るか

東京・新宿にあるデザイン会社、㈱デザインコンビビア代表の飛鳥井羊右です。昨年から話題になり、最近は頻繁にニュースで取り上げられる「ChatGPT」ですが、気になっていませんか? 僕は気になったので使ってみました。現時点の感想を自分なりに書いてみたいと思います。

対話型ChatAIとは何なのか

  • 検索エンジンとは違うようです
  • データを集めたり予測したりは難しいみたいです
  • 正確性や信憑性には疑問が残ります

ChatGPTという名のとおり、チャットで誰かと話しているような感じですが
検索結果を表示しているわけではないので
ソースには疑問が残りますし、時々矛盾があったりします。
何より、そういった検索エンジン的な使い方をするものでは無いということ。

雑談相手のような面があったり、文章を代わりに書いてくれたりもします。
結構物知りですが、検索エンジンで当たり前に出てくることが出てこなかったり
ちょっと世間知らずな友達という感じ?

ジャンルによっては詳しいし、噛み砕いて説明もしてくれます。
要約が得意のようですね。

どんなふうに使ってみたか

まず、対話型ということで、僕の好きなジャンル「自然科学」の分野で試してみました。
僕が子供の時からずっと気になっていたことがあります。
寒い冬に外出すると、口から吐く息が白くなりますよね。
ところが、白くならない場合もあります。
冬なのに。気温一桁台なのに。

一方、6月の梅雨時期は気温が15℃でも吐く息が白くなることがあります。
冬に白くならず、初夏に白くなる。
何故だ。

小学生の僕は疑問に思いました。
でも、当時インターネットはありませんし、
どう調べて良いのかもわからず。

仮説を立てたのですね。まず、状況を整理してから。

  • 冬、寒くても乾燥していると息が白くなりにくいことがある。
  • 気温が15℃程度でも息が白くなることがある。
  • どうやら、外気の温度と湿度が関係ありそうだ。

ということから、
息が白くなるには、気温、湿度のバランスに左右されるのではないかと。

しかし、このことはひとり自問自答していた当時の僕には
仮説を立てて思い巡らすだけでそれ以上はしませんでした。

本当は、観測をしっかりして仮説を検証していく作業が必要なのですが、
どうもそこまでしなかったのは、そこまで本気で考えて無かったのかも。

ところが、今はこの「ChatGPT」があります。

ChatGPTに聞いてみた

  • 寒い時に息が白くなる仕組みを教えて
  • 空気中に塵が多いと白くなりやすいの?
  • 南極では白くならないそうですがなせ?
  • 乾燥していると白くならないの?
  • 空の雲は氷粒だと思うが南極での吐く息とどう違うか

などなど、質問しては回答をもらい、またそれに対して質問する。
うーん、子供の時にこんなAIあったらずっと会話してられるな(笑)

実は昨年、仕事で編集者の方と雲がどうしてできるのか、
また、息が白くなるのはなぜなのかについて、ちょっと話をした時に
空気中の塵や埃があるか無いかが関係している説があると。
だから南極では息が白くなりにくいと。

結局は、気温、湿度に加え、空気中のエアロゾル(塵や埃など)が
関係しているらしいということのようです。
ただ、本当のところ詳しい仕組みと関係は完全解明はされていないらしいです。

これらのことをChatGPTは話し相手のように、
ちょっと物知りな友達のように、対話型で教えてくれました。
うーん、楽しいかもしれない。その後も自然科学のあれやこれやと話が盛り上がり(笑)
結局しばらくチャットを楽しんでしまいました。

ChatGPTは人間にとってどんな存在となるのか

他にも色々なチャットを作って質問したりお願いしたりしてみましたが、
チャットなので、話し相手にはなると感じました。
また、代わりに文章を考えてくれるというのもできるので
そこは便利に使えそうな気もします。

ただ、このツールは「上手な質問」をこちらがしないと
思ったような回答や文章は得られないというのが
使う人の国語力に左右される部分もあるのだなと感じています。
いやそうじゃないんだよねーとか、いちいち同じフレーズを繰り返したりとか。
ちょっとロポットぽいところもご愛嬌。

検索エンジンは既にどこかにある文章や画像が検索結果として
表示されるだけですが、どう検索するかはキーワード連想力というか
検索ワードのチョイスが上手である必要がありますよね

それに近い感じで、質問や指示のしかたにコツというか
慣れみたいなものが必要な気がしました。
国語力?

正直これからどのような関係になっていくのか分かりませんが、
対話のしかたによっては、仕事上の相棒となり得るかなとちょっと感じています。
どんな風に使うのかは、人それぞれに活用法があり違うと思います。
ぜひ、色々使ってみて、活用法を見つけられたらと思います。

まずは使ってみた感想をご報告しました。

どうやって始めるのかは、多くの方がブログで紹介していますので割愛します。
気になる方は検索してみてください。

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