新しい体験をしてみて分かること

東京・新宿にあるデザイン会社、㈱デザインコンビビア代表の飛鳥井羊右です。いよいよガラケーからスマホへと変更する必要にせまられました。「ガラケー、モバイルルーター、iPod Touch」この3つで頑張ってきましたが、その体制が終わりを告げました。新しい製品やサービスを導入することについて、積極的にしてもいいのかもと感じたことお話しします。

ついにガラケーからスマホに

先日、ついにガラケーからスマホにしました。
9年半壊れずに使えたガラケーに感謝しています。
がんばりました。

ただ、ガラケーで電話もメールもネットも使っていたかというと、そうではなく、
音楽プレイヤーであるiPod touch をスマホ代わりに使っていました。

家族にも、周りからも、いっそスマホにすればいいのにと
言われていたのは、お察しの通りです。

LINEやメッセンジャーなど、使えないと困るのでモバイルルータと共に4年ほど前に導入。
電話のできないスマホくらいの意識でいましたが、iPod touchがついに寿命を迎え、
データを丸ごと引き継げるということで慌ててスマホに変えました。

9年以上使ったガラケー。今は目覚まし時計がわりです。

使ってみる体験をすると違いがわかる

使ってみるとこれが便利、流石に「スマートフォン」と言われるだけあります。
すでに使っていた方にとっては普通のことなのかもしれませんが、電子決済やポイント利用、
GPS搭載により地図や方角など、あらゆるアプリでさまざまなことが楽にできます。
インフラが整備されてとても便利になっています。


思わず
「すごいんだよー」と家で妻に話をしたら
「今更だよー」と呆れられる始末。


こうした新しい技術やサービスなどを、率先して「試してみる」ということは、
ビジネス上でも結構必要なことだったりするのだなぁと感じています。

体験して初めてわかることがある

どんなサービスが必要とされていて、使い勝手はどうか、普通に浸透していくものなのか、
世の中の多くの人の興味関心にも繋がるため、積極的に「試してみる」ということが巡り巡って、
お客さまやその先の人たちが何を求めているのか、どう感じているのかを
実感する手段にもつながっているのだなと。当たり前のようですが、そこに思い至りました。

そして、その先を見つけたり、予想したりすることは
仕事の上でプラスに働く気がしています。
10年前はガラケーの人が多く、だんだんとスマホが普及し、
今やほとんどがスマホになってきている気がします。
いずれ普及していくサービスや製品にも最初があります。

デザイナーはデザインのこともそうですが、
自分だけの興味関心に閉じこもっては良くないのかなと思っています。
自分以外の人の興味関心に目を向けること、そこから
「そうなんだー」と思うことが必要な気がします。

それがあるから、ブランディングする時に、お店をやりたい人の気持ち、
そこにくる人の気持ち、そのサービスを利用する人の気持ち。
そこに寄り添うには、いろいろなことに関心をもち
体験をする行動力がある方がよさそうです。

おすすめされると気になっちゃう

コロナ禍でお家時間が増えていたこの3年くらいの間に、
我が家でも、動画配信サービスに加入したり、スマートスピーカーを導入したり、
ネットで一緒にゲームができるゲーム機を購入したり、プロジェクターを購入したりと、
在宅での過ごし方に変化が起きました。実はこれ、人に勧められたり、
誰かが上手に活用しているのを見たりして「自分も試してみたい!」
と思って導入したものがほとんどです。

お家時間をどう過ごすか

スマホに変えるのは遅れましたが、家での過ごし方については
新しいものを導入してみたりしていました。

試してみれば、確かに便利です。なくても困らない人もいると思いますが、
そうした製品やサービスを楽しんで受け入れ活用する人も多くいることは事実です。

試す「体験」を重要視する

「試してみる」ということは、体験としてプラスになるのだなと。
試して自分に合わないと思ったらやめれば良いですし、
でもそれを多くの人が受け入れ楽しんでいるのであれば、そこには必要とされる理由があるのです。

それを理解してこそ、私たちのようなデザイナーはお客さんのことを理解し
提案ができるようになるのだと思います。

そう考えると、自分が「興味ない」と切って捨てるのは、もったいない気がします。
いろいろなことに興味関心を幅広く持っていくことが必要になりますね。
自分が興味なくても、相当多くの人が好んで活用している領域は間違いなくあるはずです。
そこから目を背けることは、仕事に対して真摯さを欠いているかもしれません。

もちろん、テクノロジーによって新たな製品・サービスが作られることもそうですが、
古くからあるものが再発見されていくことも忘れてはいけません。
むしろ、古くても良いものを再度今の時代に受け入れられ役立つように
「見出していく」ことができる人というのが求められているような気がします。

これから先、便利に役立つよう進化していくことと、
昔からあるものを今の時代に合わせて変化させることなど、
これからの持続可能性を考えながらどうしたら皆が嬉しくなるのかを
考えられたらいいなと思います。

自分の好き嫌いに加えて、新しく「試してみる」ことで、
その外側のことを理解すること、そこから改めて必要とされるものは何なのかを
考えるきっかけづくりになると考えています。

ガラケーをスマホに変えてふと思ったことでした。


デザインコンビビア

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