有人月面着陸を行うアルテミス計画は、火星へ行くための拠点作り

東京・新宿にあるデザイン会社、㈱デザインコンビビア代表の飛鳥井羊右です。サイエンスに興味があるのですが、最近ニュースで気になった「アルテミス計画」について、取り上げてみたいと思います。

アメリカのアルテミス計画

最近、ニュースでも取り上げられましたが
「アポロ計画」から50年経ち、再び月へ人を送る「アルテミス計画」です。
最初の打ち上げは週末に延期されましたね(2022年8月31日現在)。

「アルテミス計画」のシンボルマークは
「地球」「月」「アルテミスの矢筒の矢尻」「月への軌跡」を組み合わせています。
合わせてあるロゴタイプもオーソドックスな
サンセリフ体(日本語のゴシック体のような書体)をベースとしています。
ロゴタイプの作り方もシャープでモダンなところがいいですね。

月面有人着陸というと、昔のアポロ計画が思い出されます。
普通に考えたらとんでもない計画ですよね。
38万キロメートル離れた月へ人を送り着陸させて
さらにサンプルを採取して帰ってくる訳ですから。

もうあれから50年経ちます。
といっても、僕は最初の有人月面着陸である
「アポロ11号」をリアルタイムで見てません。
当時リアルタイムで中継を観た人は
相当興奮したのだろうなと思います。

最後の有人月面着陸はアポロ17号で、50年前の1972年12月でした。
アポロ11号や事故で帰還したアポロ13号は有名ですが、
その後も月面着陸何度もしているんですよね。

アポロ17号で、月面から母船に戻る機体の様子が月面に置いてきたカメラで
撮影された映像を昔テレビで観たことがあります。
カメラを下から上に動かすのを画面が見えない状態で動かすので
16号まではタイミングが合わず上手く撮れなかったそうです。
17号で初めてその様子が撮れたというのはすごいなと感じました。

今回の計画をリアルタイムで観ることができる子ども達は
数十年後本当に火星へ行けるようになった時に、
きっと、このことを嬉しそうに話すのでしょうね。

シンボルマークの違い

アポロ計画はギリシャ神話の太陽神アポロンから。
アルテミス計画は、アポロンの双子と言われる
月の女神アルテミスから取っているそうです。

アポロ計画のマークの方が要素も多く複雑ですね。
各パーツも細部まで描かれていて、月に顔が描いてあります。
オリオン座も入ってますね。

それぞれのシンボルマークは
地球から月へ行くことを表しています。

アポロ計画とアルテミス計画
どちらも
・地球から月へ行くこと
・頭文字が「A」であること

ですが、
結構違いがありますね。

アルテミス計画のシンボルマークはシンプルでシャープですね。
モダンな雰囲気が印象的です。

目指すのは火星でも、まずは月基地

この計画は
火星へ行くために、月に拠点を作る計画からスタートしたプロジェクトで
手始めに2024年までに有人着陸を行うそうです。

月に基地を作り、火星を目指すって
SFの世界の話が現実になるのかとワクワクします。
スペースコロニーを作るというような話も、ニュースで放送していました。

こうしたプロジェクトを表すシンボルマークを
設定することは、携わる人にとって大事ですし、
その計画を応援したり知ったりする人にも共通のものとして認識されます。

打ち上げは9月4日に延期されましたので、
改めて注目して観ていたいですね。
まずは、有人ではなくマネキンのような人形を載せ
放射線などの人体に有害なものが無いか計測するらしいです。

ところで、NASAのロゴマークは?

今回のアルテミス計画ではスペースX社のロケットになるそうです。
機体にこの「NASA」のロゴが入るそうですよ。
2020年のスペースX社の「SpaceX Falcon 9」ロケットの機体にも入ってました。

1970年〜1992年まで使われていたロゴで
それ以降は、変更前に使われていたロゴマークに戻したのだそうです。

現在メインで使われているマークと比べてみましょう。

なじみがありますね。これが現在まで20年間メインで使われています。
1960年代までもこちらでした。
その前も別のマークがあったりしますので、
そちらは興味のある方は調べてみてください。

どちらもかっこいいですが、
シンプルな「NASA」のロゴタイプが
1970年に作られ使われていたということ
結構驚きではありませんか。
赤い「NASA」のロゴタイプかっこいいと思います。

計画そのものも注目ですが、
宇宙関係ではロゴマークも注目してみると楽しいと思います。

シンボルマークやロゴタイプを
時代が変わっても古くならないように作ることができたら
素晴らしいなと思います。

僕たちが、企業や団体、プロジェクトなどの
シンボルマーク&ロゴタイプを作る時に
常に頭に入れていることだったりします。

長く愛されるシンボルマーク、
ロゴタイプを生み出していきたいと思っています。

デザインコンビビア

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