楽しみながら「いきもの」に興味を持つこと

東京・新宿にあるデザイン会社、㈱デザインコンビビア代表の飛鳥井羊右です。子どもの頃、虫や魚など「いきもの」に興味を持って、観察していた人も多いかと思います。大人になるとあまりやらなくなりますよね。でも、海でシュノーケリングをしたり、磯の生物を観察したり、大人になってからでも楽しめるものだと思います。子どもと一緒だとより楽しいですが、大人だって楽しい「いきもの」の世界。子どもと一緒に楽しんでいて気づいたことがありました。

夏は海へ

「いきもの」好きの僕は、休みの日もなんだかんだ生物がらみ。
今年の夏は、千葉県館山市、静岡県沼津市と2回海でシュノーケリングをしました。
本当は沖縄に行く予定でしたが、コロナ禍で泣く泣くキャンセル。

それでも、かわいい魚を目の前で見ることができましたし、
磯の生き物も観察出来ました。

海で見たチョウチョウオの一種かな?
カニとウニ
磯で見つけた、カニやウニ

小学生の娘が一番喜んでましたので、それなりに良かったなと思います。
後日、魚の写真や動画を家族で見返した時、
名前のわからない魚を図鑑で調べたのですが…

魚の形からどの種類の仲間か予想しつつ探すので、
時間が少しかかります。

今はとても便利なツールが!

そこでそう! Googleフォトの機能「Google レンズ」
最近は便利なもので、写真から魚の種類が分かったりするのですよね。
花の名前や虫、鳥、魚とあらゆるものが調べられる。

動画を止めて、Googleレンズで検索!
そうするとすぐに判明します。
しかも「Google」アプリだとリアルタイムでGoogleレンズが使えます。
非常に便利です。

以前は、子どもと散歩するときに、
ポケット版の図鑑を持ち歩いていたのですが、
「鳥」「昆虫」「植物」「幼虫」と複数持ち歩くと
ポケット版といえども結構かさばるのですよね。

「学研の図鑑」ポケット版。植物・昆虫・鳥はいつも散歩に持ち歩いていた

「Google レンズ」を知ってからは
写真を撮って調べることができるので、
気軽に色々な「いきもの」を調べています。

外では「Google レンズ」
家では「図鑑」と使い分けもできますね。

それでも図鑑を読んでしまう

ポケット版ではなく、大きな図鑑もあります。
さすがに持ち歩けませんが、大きく広げてじっくり読めること。
外だとコンパクトに素早くと思ってしまいますが、
家ではゆっくりと大きい図鑑が読みたくなります。

遊びの中に図鑑

図鑑と言えば、小学生の娘が毎日プレイしている
ニンテンドースイッチの「あつまれどうぶつの森」というゲームにも図鑑が出てきます。
このゲームが中々すごいのです。

昆虫や魚などから化石まで。実際に存在するものが出てきて、
それをゲーム内で採集し図鑑に収集する機能がついています。
ゲームとして図鑑を埋めていくのですが、
これで娘は生物の姿形と名前を覚えています。

頭の柔らかい小学生にはお手のものという感じですね。
元々実際の「いきもの」に興味を持っていたのですが、遊びと繋げることで
更に興味を持ってくれるようになりました。
最近娘は、「鳥と魚が可愛い」とお気に入り。

遊びから、楽しみながら

遊びから入っていくことで学びとの境界が曖昧になり、
楽しみながら学べるようになっていくと思います。

先日、銀座のTOKYU PLAZA GINZA 6F にある
ずかんミュージアム銀座」へ行ってきました。

映像で色々な生き物を発見し、
レンタルしたポータブルな機械(図鑑)に登録していく
体感型ミュージアムです。

参加している子どもたちは夢中で「いきもの」を探し歩きます。
こうした体感型アトラクションが人気になるのは
ゲーム「ポケットモンスター」でも盛り上がった
「ポケモンGO」の流行がベースにあるのだと思います。

街中を実際に歩いて、
発見したモンスターを捕まえて図鑑に登録していく。
基本的なシステムは同じようなものですよね。

このミュージアムは小学館の「図鑑NEO」シリーズの
コンテンツを利用しているということで、
ミュージアムショップでは図鑑が売っています。
遊びをきっかけに、自然と興味を持っていくよう促す仕組みに
とても感心しました。

壁面投影の映像ですが、リュウグウノツカイとツーショット撮りました!

子どもと一緒に行くと、とても楽しいのでお薦めです。

ゲームも良いけど、実物も

それから、
葛西臨海水族園に今年も行きました。

葛西臨海水族園入り口
キレイな魚が沢山見られます

娘のお目当ては伊豆で実際に見た魚たち。海で見た魚を今度は水族園で見る。
実物を見ることの大切さを改めて感じました。

遊びと学び、分ける必要は無く、
楽しみながら触れるという習慣をつけることができたら
勉強が嫌いになる子どもも少なくなるのではないかと感じますね。

それを可能にするのが、こうした施設なのだと思います。
楽しく見てまわれるよう、工夫されていますし、
お魚を見た後は園内レストランで魚の料理を食べられます。

遊びと学びのつながり

「いきもの」に注目してみましたが、
結局、どんなジャンルでも、「好き」なものを
より楽しく感じられるようになれば良いのだと思います。

それを促進するために
施設や道具、資料などを工夫すること。
そうした仕事があるということ。

僕はそうしたことに
仕事として関わりたいのだなぁと改めて感じました。

そして、それらには必ずあらゆる専門家が必要になるはずです。

企画をする人、コーディネートする人、監修する人、映像を作ったり、システムを作ったり
展示会場を作ったり、グラフィックデザインにwebデザイン、告知をしたり…
あらゆる業種の人が協力し合いながら作りあげていくものなのです。

こうした楽しいことに関わりながら、子ども達の学びのために働けたら
仕事ってもっともっと楽しいものになっていくのだと思います。

企画から、面白いことをやってみたい方
お気軽にご連絡ください。
一緒に新しいことできたら嬉しいです。

デザインコンビビア

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