ブランディングとストーリー
東京・新宿にあるデザイン会社、㈱デザインコンビビア代表の飛鳥井羊右です。コンビビアの手がける案件としてブランディングサポートがあります。ブランディングといってもよく分かりませんよね。ブランディングは目的ではなく手段でしかありません。そのことに少し触れたいと思います。
ブランディングとは
平たく言うと、ユーザーに唯一無二の存在だと認識し、ファンになってもらうための活動なのだと思います。それは商品やサービス、ユーザー対応など色々な部分に波及しますが、基本は企業ブランディングです。企業ブランディングと商品・サービスのブランディングは密接に関係していますが少し違います。今回は、基本の企業ブランディングについて。
企業には背景があり、ストーリーがあるはずです。そこには必ず思いがあり、サービスには理由があります。そして、思いを語るためにシンボルマーク・ロゴタイプがあります。その企業「らしさ」その商品・サービス「らしさ」を伝えることが、ブランディングの役割だったりします。そしてデザインとは課題解決のために必要なものです。
企業の思いを伝えるお手伝い
私たちデザイナーは、常に誰かの思いを誰かに伝えています。雑誌や書籍、イラストやダイヤグラムなど、知的好奇心を満たすためだったり、困っていることを解決する情報だったり、楽しい趣味の情報だったりと、あらゆる場面で「人と人」や「人と情報」とをつなぐための働きを担っています。それは、ブランディングにおいても同じです。
例えば、webサイト制作やリニューアルなどする場合を考えてみると、訪れる人はなぜここにアクセスするのか、何か理由があって訪れているはずです。その人が何を求めているのか、どうしたらストレスなく必要な情報にたどり着けるのかをしっかり考えて、サイトを構成することが不可欠です。
こうしたユーザーの体験をより良くしていくことも、ファンをつくるためには必要です。情報を得るその過程にストレスがあってはいけません。そもそもユーザーのために必要だからwebサイトを整備し、会社案内やパンフレットを作るのです。
読む気が出ないなら無いのと同じ
ストーリーを大切に、良い情報発信を行い続けることがブランディングには必要です。ではそのストーリーをどのようにしたら良いのか。基本は思いを込めたストーリーを、丁寧に組み立てて受け手に伝わるよう発信します。その情報発信が、例えば読むのに苦労するような作りだと読んでもらえません。内容が良いのに、それでは本当にもったいないのです。送り手の思いを送り手の都合で発信するのではなく、受け手の立場に立って発信することが伝わりやすさにつながります。
デザイナーが入っていれば
私たちが世の中で目にするもので、ここをもう少しこうするともっと読みやすいだろうな、と感じることがあります。せっかく内容が良いのにもったいないなと感じる場合も多いです。企業や団体が情報を発信する時にデザイナーが入ると、その課題を解決できる可能性が高まります。webサイトもそうですし、会社案内やカタログなどはもちろん、レターのような親しみやすい情報発信も伝わり方が違います。内容が良ければ、見せ方を工夫するだけでグッとファンが増えるのだと思っています。
気になったらどうしたらいいの
実際の例は、弊社サイトや仕事のブログをご覧いただければと思います。しかし、ちょっとした相談は知らない人に対してだと、少し難しいと感じるでしょう。その場合、まずは身近にいる人、特に信頼している知人・友人にデザインやブランディングについて、知識のある人がいるのか探してみてください。実はデザイナーというのは、人の話を聞くことからが仕事だったりしますので、話は聞いてもらえると思います。
信頼のおける知人の紹介というのが一番話しやすいと思います。親身になって相談にのってくれるのは身近な人だと思います。
社員が納得する経営理念を作り、共有しましょう 思いを伝えるストーリーを大切にしましょう 情報発信は受け手の視点で考えましょう そして、良い商品・サービスを作りましょう (それも更に発信しましょう)
これを大切にしていただき、ブランディングに詳しい人に相談してみてください。
会社の理念だけでも、商品・サービスだけでもダメです。両方良くすることが必要です。
そしてそれらを外に発信していくことが大事です。
もし、身近に相談できる人がいなくて困った時は、私たちにご相談ください。
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