わかちあいプロジェクト様:フェアトレードドリップコーヒーができるまで

1993年、わかちあいプロジェクト様が
日本で最初の国際フェアトレード認証コーヒー(カフェ・マム)を発売されました。
その商品パッケージをコンビビアがデザインをさせていただきました。

今回は、27年前にデザインを担当したスタッフへ
「またコーヒーのパッケージデザインをしてほしい」とご依頼をいただきました。
ご縁が長くつづいていることを、うれしく感じます。

まず、パッケージできちんと伝えたいのが
この商品がフェアトレードコーヒーであるということ。
はじめは文字が「DRIP COFFEE」のみでしたが
フェアトレード認証ラベルを入れるだけでは
そのことが伝わりにくいと考え
「香り豊かなフェアトレードコーヒーの味をお楽しみください」
というキャッチコピーを入れました。

“ホテルの部屋に置いても似合うような
シンプルなデザイン”をご希望だったので
水滴(ドリップ)をイメージした丸やラインを使って
すっきりとしたデザインをいくつかご提案しました。

そして、最終的に選ばれたのが
ドリップされるコーヒーの水滴を、丸でシンプルに表現したデザインです。

下2段の丸だけは、白インクをのせず
パッケージの地の銀色をそのまま生かし、デザインのポイントとしました。
きらっと光るコーヒーのしずくをイメージしています。

「初めてこのパッケージを手に取った人は、どのように感じるだろうか。」
値段や味のイメージまでが、瞬時にこの表面から伝わるので
商品が置かれる場所、商品を購入する人、飲む人…
色んな人の気持ちを想像しながらデザインをしています。
それが、パッケージデザインのむずかしいところでもあり
また面白いところでもあるのです。

デザインコンビビア

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