みんなが笑顔になれるコーヒー

「フェアトレード」という言葉を聞いたことはあっても
「今ひとつ分からない」という人が多いのでは?

でも少しだけ想像力を働かせてみて。
日頃私たちが当たり前のように口にしているコーヒーや紅茶、
チョコレートですが、これらの製品を生産している国や、
人々のことを考えてみたことはあったでしょうか。

途上国でつくられた日用品や食料品が、信じられないぐらい
安い価格で販売されているのを目にします。
でも一方の生産国では、その安さを生み出すため
きちんとした(正当な)お金が生産者に
支払われなかったりしています。
またその生産性を上げるために、環境を破壊するような
農薬が使われていたり、そこで働く人々の健康が
害されたりしています。

フェアトレードとは直訳すると
「公平・公正な貿易」のことです。開発途上国の原料や
製品を適正な価格で継続的に購入することにより
立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と
自立を目指す「貿易のしくみ」です。

では「国際フェアトレード認証ラベル」ってなあに?
フェアトレードの明確な基準を設定し、それを守った製品に
ラベルを貼付して分かりやすく伝え、
フェアトレードを広めていこう、として誕生したのが
フェアトレードのラベルのしくみです。

国際フェアトレード認証ラベルは
その原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て
「フェアトレード認証製品」として完成品となるまでの各工程で
国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が
定めた国際フェアトレード基準が守られていることを証明しています。

FLJ(フェアトレード・ラベル・ジャパン)は
Fairtrade International の構成メンバーとして
日本国内における、国際フェアトレード認証ラベルの
ライセンス事業、製品認証事業、フェアトレードの
教育啓発活動を主に行っています。

そのフェアトレード・ジャパンは
この11月6日で30周年を迎えました!
でもまだまだ国内における認知度が低いのが残念に思います。

少しでもよりよい世界へ、
「一杯のコーヒー」、「一口のチョコレート」で
私たちも、生産者も、みんなが笑顔になれますように!

Specialな追伸:
1993年に「わかちあいプロジェクト」が日本で最初の
国際フェアトレード認証コーヒー(カフェ・マム)を発売したとき
コンビビアでパッケージデザインをさせていただき
2020年、再びドリップコーヒーのデザインのご依頼を受けました。

その時の記事はこちら

「コロンビア産とインドネシア産のフェアトレードコーヒーの
オリジナルブレンドです。
飲みやすいマイルドな味で、コーヒーの芳醇な香りが
しっかりとお楽しみいただける、スペシャリティコーヒーです。」
(わかちあいプロジェクトの公式サイトより)

お求めはこちらから!
ぜひ一度味わってみてください。

https://www.fairselect.jp/?pid=152408780

文・沢田寛子

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