この年も「自分らしく」

元日に届く分厚い新聞。
広いところに広げて、ゆっくりとめくっていくのが
お正月休みの楽しみの一つです。

ほとんどが、企業の「謹賀新年」の広告や
その年に活躍を期待される芸能人やスポーツ選手の
言葉や対談だったりするのですが
時々「おっ これは面白い!」と思わず見入ってしまうものと
出会ったりします。

今回はコレ。
文句ナシの説明いらずの面白さ。
なんというユニークな発想と徹子さんの目力!
私の語彙が乏しいので、うまく説明が出来ないのですが…
いや、むしろ説明なんかはいらない。

仕事始めの日に会社に持って行き
ミーティングルームの正面に、ど〜んと貼っておきました。
毎回見る度に思わず笑っちゃいます。
力が沸いてきて、楽しい気持ちになります。

皆さんご存じのこの『窓ぎわのトットちゃん』は
1981年に発売された黒柳徹子さんによる自伝的物語です。
日本でも戦後最大のベストセラーになりましたが
世界の多くの国でも翻訳されています。

ふり仮名が振ってあって、文章もとっても分かりやすいので
子どもも楽しんで読める本です。

トットちゃんが通っていたトモエ学園は、
体に障害がある子も含め、みんなが分け隔てなく
自然に過ごせる環境で、学園生活が生き生きと描かれています。

校長先生からいつも、「君は、本当は、いい子なんだよ」
という言葉を掛けてもらっていたというトットちゃん。
「その言葉がどんなに自分のこれまでを支えてくれていたか」と
徹子さん自身が振り返っています。

これから読む、42年ぶりの『窓ぎわのトットちゃん』の続編を
楽しみにして、私もこの年も自分の発想を大切に
「自分らしく」毎日を過ごしたいと思いました。

文・沢田寛子

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