とある夏休み、ぶらり立ち寄った銀座にて。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー第396回企画展

アートディレクター/クリエイティブディレクターの小杉幸一氏による

初個展「KOICHI KOSUGI Graphic Park」

広告デザインやキャンペーン、CIデザイン、ブランド開発

テレビ番組のタイトルなど

見知ったロゴやポスターがたくさん。

携わったお仕事をまとめると、個性が良くわかる。

(そもそも無個性なデザイナーは個展などしないか)

制作されたグラフィックに共通する個性は「面白」のように感じた。

「面白」イコール「笑える」というだけでなく

様々な手法を用いた驚きや大胆さやノスタルジーなどの表現もまた面白であり、

その面白が受け手に伝わるとやわらかな共感が生まれる(ような気がする)。

一般的なデザイン事務所やデザイナーが制作しても

クライアントの依頼・要望に沿う、

それなりのデザインに出来ると思う中で

「この人にお願いする」という選択肢は、

依頼や要望の先にある。

依頼や要望を達成したその先に

面白!というゴールを据えて工夫や深掘りを重ねていってのデザイン。

そうすることで、どんなジャンルでもブレずに

「この人らしい」デザインになる?という感じかな。

依頼する側も、きっと

何か、素敵な面白にしてくれるのではないかと

期待してくれるのかもしれない。

マトを得た感想かどうかはわからないが、

つらつら考える機会を得られた企画展でした。

文責:山田

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