ウルトラマンに会える商店街

1971年にストックホルムから帰って来たとき、
弟と私は日本のテレビ番組の多さに圧倒され、
二人揃ってテレビに釘付けになりました。

当時スウェーデンでは、2チャンネル目が
スタートしたばかり。
国営放送でコマーシャルもなかったので、
2人にとって目に入るもの、聞く音全てが驚きでした。
オープニングの曲を口ずさみながら、毎週特に
楽しみに見ていたのが「帰ってきたウルトラマン」。

あれから52年…。

1月に引っ越し、住まいが小田急線の千歳船橋駅から
お隣の祖師ヶ谷大蔵になりました。
以前から、ここは商店街がとても長く充実してる、
ということは聞いていましたが、その商店街の名前が
まさかの、「ウルトラマン商店街」!

駅構内から始まり、案内板、街灯、
そして交番までもがウルトラマンづくしです。
駅前のウルトラマン像は、毎時間3分間だけ
目とタイマーが光り、その時間を待って
写真を撮りに来る人も見かけます。

調べてみると、この「ウルトラマン商店街」とは、
祖師ヶ谷大蔵駅を囲む3つの商店街の
総称とのことで、今年で18周年を迎えます。

今もまわりには東宝撮影所や
TMC(東京メディアシティ・旧国際放映)、映画や
テレビの関連企業が多くありますが、円谷英二氏が
1963年に円谷プロダクションを誕生させたことが
はじまりだったとのこと。

私は「帰ってきたウルトラマン」からあまり進化?
していませんが、あれから実に多くの
ウルトラの兄弟たちが誕生していたのですね。

沢山のウルトラマン愛を身に受けながら、
商店街を散策するのが今は休日の楽しみに
なっています。

公式オリジナルグッズも売っているようなので
今度買ってみようかな〜。
「カネゴンの巾着」なんて、欲しくない?

文・沢田寛子

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