「復活」した左足

3月29日の股関節の手術から2ヵ月。
家の中や事務所内、近所の買い物ぐらいなら
ストックを使わずに歩けるようになりました。

あっという間の感じもするし、
リカバリー室で目覚めたのが
ずいぶん前だったような…。
とても不思議な時間の経過を感じています。

退院の次の日はイースターの日曜日でした。
入院する前から「入院期間はだいたい12日間」
と言われていたので、「イースターまでには
退院出来るかな、どうかな」と
リハビリも頑張った日々でした。

そして「術後1週間評価」で退院OKをいただき
ギリギリ、イースター前日に我が家に帰宅!

教会ではたくさんの方に声をかけていただき
私と一緒に、痛みがなくなったことを喜んで
くださいました。まさに「復活の朝」。

次の日からは、早速往復電車での通勤を開始。
「もう出て来たの?」
「しばらく自宅療養するのかと思った」などと
前日、教会と同じようなことを言われました。

でも、「歩くことが一番のリハビリですから」
と言われたからには、一日も早く
元のように歩けるようになりたいから頑張ります。

とにかく、ゆっくり、つま先を上げて、前を向いて。
そう自分にずっと言い聞かせるようにして
背中には真新しいリュック、そして右手に
しっかりとストックを持って
駅に向かって歩いて行きました。

この姿で「優先者席」の前に立つと
ほぼ100%の人が席を譲ってくださいます。
みんな優しいな、温かいなあ〜
こんなに嬉しい気持ちで
電車に乗ったことはありません。

毎日夫が「今日はどうだった?」と聞くので
「今日も往復譲ってもらった」と嬉しい報告です。

通勤時間中のホームや駅構内は、スマホを見ながら
向かってくる人が大勢いて本当に危険です。
この状態では、まだしばらくはストックは
あった方がいいと、体が緊張して訴えています。

7週間目には自転車も復活!
歩いたり、自転車に乗ったり、当たり前のことが
出来るようになった喜びを今はかみしめています。
この日常に感謝!

文・沢田寛子

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