「旅の思い出」

6月の終わり、スウェーデン、ノルウェーそして帰りに

ちょっぴりドイツにも立ち寄る旅行をしてきました。

この時期に行ったのは、ミッドサマーの頃の北欧が

1年の内で最も美しい季節だからです。

 

スウェーデンに行ったのは私にとって40年ぶり

小学校時代の6年間を過ごした時以来のことでした。

昔と変わらないストックホルムの街並み

透明感のある空の色、空気の匂い、可愛らしい花々…

11時を過ぎても外はまだ明るく

夏の夜のカフェで、いつまでも楽しく会話をする

ストックホルムっ子たち。

そして「Hej!(ヘイ)」と気軽に声をかけてくれる

人懐っこい人たちに、旅の初日から

すっかり「帰ってきたよ!」という感じでした。

 

旅行では写真もいっぱい撮ったけれど

色々な場所で見つけたカタログや、ちょっとした印刷物も

大切な旅の思い出の物となりました。

仕事柄「集めてしまう」、「手に取ってしまう」

ということもありますが、それらを帰ってから見ていると

これを手にした時、確かに自分はこの時

この場所にいたんだ、という安心感があります。



 

乗り継ぎのコペンハーゲン空港で見つけた

「サマーカタログ2011」。写真の見せ方が大胆、

そして色の使い方がとっても爽やかですっきりしています。


 

ノルウェーの鉄道や時刻表、フィヨルドのカタログも

デザインがとってもいいです。

手に取りやすく、ハンディーな正方形です。

やはり共通しているのは、すっきりとしていること。

シャープな感じ、という表現でいいのでしょうか。

そしてところどころに「涼しげ」で

透明感のあるあしらいもあったりして。


 

ストックホルムのスーパーで見つけた

手のひらに収まるサイズのかわいい20ページの

カタログは、表紙に色々なロゴが入っていました。

何だろうと中を開けてみると、そこのスーパーに

置いてある商品についているロゴの説明が

書いてありました。

親切でとってもいいアイデアだと思いました。

これなら人目も引くデザインで、手に取ってももらえて

ポケットにもサッといれて持って帰ってもらえます。

サイズもとても大事だと改めて感じました。

 

北欧にはデザインのヒントになるものがいっぱいでした。

色やかたち、そして機能美に魅せられたものも

いっぱいありました。

 

文:沢田寛子

 

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