「アイ・ラブ・カラフル・料理の本」

「料理の本」コーナーでまた

出会ってしまった一冊の本。

今日は「またか」と言われそうな、そんな一冊です。




一冊丸々、「タジン鍋」で作る料理を

紹介した、正方形に近いこの本は

カバーからして、とってもカラフル。

男性スタッフからは、「料理の本に

こんな色を使うなんて、考えられない」と一言。




でもこの本を店頭で見つけ、「何ていい色!と感動し

手にとってパラパラとめくり、見開きごとの

写真と、その色使いに「キャッホー!」と喜び

「タジン鍋」も持っていないのに

レジでお金を払ってしまった人が

現実にここに存在するのです。

だからこの本は、この世に出て来て

良かったのだ、と私は一人で考えました。




「タジン鍋」の故郷は、北西アフリカのモロッコです。

一度見たら忘れられない、とんがり帽子のような

とてもかわいい形をしています。

砂漠の先住民が、少ない水で美味しい煮込み料理を

作るために考えた、と言われています。




食卓の真ん中にタジン鍋を置き、ちぎったパンで

お肉や野菜をすくって食べるのが、モロッコの夕食だと

本には紹介されていました。

家族で一つの鍋を囲むのは、日本の情景に似ていますね。




本で紹介されている料理は

バリエーションもとても豊かです。

また料理によって写真の撮り方や、バックの色、

テーブルクロスなどのセンスがとてもいいのも

この本の魅力となっています。




「あ〜、こんな食卓に招かれたい!」

ではなく、自分で作って招かないとね。

でもその前に、「タジン鍋」を買わないと…




文:沢田寛子


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