「森と人」「Q.」



二回、渋谷に行くと一回は寄り道する、
おしゃれな本屋さん。「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」
フロアの奥半分がデザイン事務所になっていて
土曜日に行くと、時々働いているデザイナーがいたりします。
売られている本はセレクトされた古本、新刊、
雑誌のバックナンバー、海外の雑誌などなど。

作り出すスペースと、売り出すスペースが同居していて
なおかつ、生まれたての新刊と、
方々の家を回って来たであろうベテランの(古)本が同居していたり、
一風変わった、存在感のある店舗です。
そのチョイスにもマニアックなこだわりがちりばめられています。

今回のお気に入りのこの小冊子は、
この書店?デザイン事務所?の変わった試み。
「編集」とはなんぞやを知る為のワークショップで制作された本。
もう一冊置いてあった気もするが、とりあえず、
関心のある二冊を購入。売り上げはNGOへ寄付されるとのこと。
テーマを決め、切り口を考え、取材し材料をそろえ、構成してまとめ、
デザインして印刷して、本の形にした物を、
「売る」ところまでカバーするワークショップのようです。
「作っただけ、内輪で満足するだけ」で終わらずに、
出ていくところまで、「ちゃんと作れば伝わる」
「つまらない本は売れない」「売れるという『評価』」等々
そういうリアルな、出版の意義やモチベーションの維持まで
しっかりと学べるようです。

 
 

 
コンビビアも小冊子を作っています。
楽しんで作り、「無料」という形で配布するので
ある意味、趣味&自己主張のための媒体ですが、
今後は「取材」とか、「研究」とか
題材やテーマを決めてから作り上げる、少し踏み込んだ形の
小冊子にまで成長すれば良いなぁと思いました。
会社的にはその気はないようなので、
勝手な僕の妄想ですが。


文責:やまだ

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