「アジアの越境する子どもたち」

立教大学 社会学部 石井研究室
石井香世子(立教大学社会学部教授)編著

この出版物は、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所発行の「FIELD PLUS」に寄稿いただいた立教大学の石井先生との縁から、4年に渡った共同研究プロジェクト「アジアの越境する子どもたちとトランスナショナル階層社会の出現に関する実証研究」の研究成果の一部をまとめた書籍になります。

各研究のフィールドワーク、分析、研究してまとめた成果・報告書はともすると、書籍化や雑誌への寄稿と行った形で発信されない限り、プロジェクトの終了とともに、いくつもの成果の一部としてまとめられ資料として保管されて終わる場合もあるようです。

石井先生は以前、他のプロジェクトの成果集で簡易ながらも、書籍化した出版物を見ていたこともあって、このプロジェクトについても未発表の成果もまとめ、本にしたいと企画されたようです。
「読んでもらう」には「形」が大事だという認識もあり、「FIELD PLUS」の雑誌で、デザインから印刷発注までしている「デザイン会社」であるコンビビアに声をかけていただきました。

打ち合わせで、
•合間にも読めるよう、持ち歩けるハンディな感じ
•それぞれのレポートごとのまとまりがほしい
•レポート本編の〔注〕が本文を読む邪魔にならないように
•「はじめに」や「目次」、レポートごとに参考文献を入れる
•巻末には「巻末資料」のページも必要
•要望を満たしつつ、予算内に納めたい
•年度の都合もあり「この日までに」という明確な納期

制作と、事務的な作業と手伝いの二人体制で進めました。
表紙案も数案提案させていただき、選んでもらいました。

編集をされた石井先生を頼りに、制作過程で本文の組み付けしつつ、文体について「コントロールした方が読みやすい」など、気づいた点を伝えさせていただいたり、「修正と再校の時間を考えるとこの日までにチェックをお願いします」といった段取りなどをそれぞれの先生との間で調整していただきながら制作進行を行いました。
短納期ながら無事、印刷発注、納品となりました。

この共同研究は統計など数字の収集をベースにしたものではなく、研究者自身が現地での社会調査活動に基づく事例収集がメインであるため、色々な角度からテーマを浮き彫りにする内容が意外と面白く、専門家ではない自分でも興味深く読めました。
こういった研究やプロジェクトなどは知らないだけで、おそらく他にも沢山あるのだと思います。

研究成果を中心に、テーマの決め方や調査方法、研究関わる様々な出来事を添えればコンテンツになる可能性を感じます。
今ではネットなどでの公開も簡単に出来ます。
上手にまとめることができれば、プロジェクト単位のアウトリーチや広報にも結びつくコンテンツにもなるのではないでしょうか。
良い研究(ネタ)を眠らせておくのはもったいないと思います。
コンビビアの本作りのノウハウはもちろん、縁のあるライターさんや、カメラマンの協力を仰ぐことも可能です。
もし、そういった要望などございましたら、お気軽にご相談いただければと思います。

文責:山田

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