人が交流するということと、それを続けるために、できることを考える

東京・新宿にあるデザイン会社、㈱デザインコンビビア代表の飛鳥井羊右です。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所様からのご依頼での広報誌「FILED PLUS」の制作を10年以上担当していますが、その広報誌は毎号発行後すぐに「FIELD PLUS Cafe」というイベントを行っています。そのお話から感じたこと。

2021年7月に発行された「FIELD PLUS 26号」

広報誌連動イベント

2021年7月27日(火)19時より「FIELD PLUS 26号発行記念 FIELD PLUS Cafe」がオンラインにて開催され、参加は30人ほど。弊社からもデザイン担当をしている3人が参加しました。今回の特集記事「言語地図からアジアの言語を探る」の担当をされた研究者全員がそれぞれの記事についてお話をしてくださいました。言語と文化の密接な関係を知ることから、自分の国はどういった言語と文化の関係なのだろうかと改めて考える機会になりとても面白かったです。

広報誌の発行とそれに伴うイベントの開催は、方法としてはとても良い試みなのだと思います。広報誌による誌面には限りがありますし、そこをライブによる講演で補ったり、更に質疑応答から様々な話に広がって行く可能性を感じます。このイベントは広報誌を発行してからずっと行われていて、元々は実際にカフェなどの会場を使って行われていました。以前はその後も懇親会などがあり、研究者の先生方と意外な話題で盛り上がったりしたものです。

コロナ禍により現在はオンライン開催するなど工夫して継続していることはとても意欲的で素晴らしいなと思います。いずれまた実際の会場で行える日が来れば、更に面白いイベントになるのだろうと思います。

社会状況に合った対応

2021年7月現在、コロナ禍において人との交流がとてもしづらくなっています。1人で過ごすことも多くなり、より人と繋がり交流したい欲が芽生えてくるのもわかります。自分だけで考えが留まっていると、小さく固まってしまいがちです。

今現在は、オンラインでの打ち合わせをメインとし、コミュニケーションを取っていこうと取り組んでいます。オンラインには利点もあり、距離が離れていても交流ができることです。技術的に話のしやすさなど課題はありますが、今は工夫して交流を止めないで進めることが大切です。ワイワイと雑談をしながら、新しいアイデアを作り出すことは楽しいはずですから。

実は私たちは、取引先の皆さんを招いて「よもやまナイト」という、テーマあり(当日決めます)の雑談会を行っていました(2021年現在、コロナ禍によりお休みをしています)。私たちと仕事で関わりの有る編集者、イラストレーター、フォトグラファー、建築家などなど… 普段はコンビビアスタッフとは仕事をしていますが、お互いに直接会うことの無い人達を、コンビビアを介して集めてしまって雑談会を行う。これがとても楽しかったですし、新しい繋がりを生み出すきっかけとなっていました。

私自身は経営者団体の東京中小企業家同友会の新宿支部で「例会」という勉強会のような集まりを作る方を担当しています。今現在はオンラインでの開催がほとんどです。ただ、全く集まれないよりも、経営者仲間の力を借りながら何とか開催し続けることで、集まれる場(オンラインだとしても)を作り、そこで学び合うことを続けることが大切だと考えています。

いつか、関わる皆さんと気兼ねなく集まれる日を楽しみに待っていたいと思います。人は、集まって交流することで、楽しく生きていけるものだと私は信じていますので。

デザインコンビビア

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