convivia11月の研修「グリッドシステム」

コンビビアの月に一度の研修、

11月は「グリッドシステムについて」でした。

グリッドシステムの研修はこれまでにも何度か行われました。

今回主題をおいたのは「グリッドシステムらしさ」

美しく組む、

読みやすく組む、

そしてグリッドシステムらしく組む

それぞれ違う言葉です。意味も少しずつ違います。

何を意識して組むかによって、組み上がる誌面も変わってくると思います。

グリッドシステムというのは

レイアウト作業を効率的に行う技法の一つです。

簡単に説明しますと

誌面にグリッドと呼ばれるガイドを引き、

そのガイドに沿って文字や写真などを配置していくというレイアウト方法です。

グリッドの引き方は、基本的には文字のサイズの整数倍の位置。

ガイドを引き終えると均等なマス目が誌面に並ぶような形になります。

「こうでなければならない」という明確なルールがあるわけではないので

人によって引く線も様々です。

グリッドを引くことで

最近の雑誌で見かけるような感覚的な組み方と違い

規則的に揃えていくため、誌面に秩序が生まれます。

ただグリッドを引いて揃えていく。

これだけの作業ですが実に奥が深くて難しい。

グリッドの本数も文字のサイズも人それぞれ。

同じ原稿、同じ写真を使って組んでも人によって全く違う誌面になります。

仮に同じグリッドで作業したとしても

組む人によって全く違った誌面になるでしょう。

今回は、組んだ後に話し合う時間をたっぷりと作り

みんなでグリッドシステムについての考えや意見を出し合いました。

レイアウトに明確な答えがあるわけではありませんが

色んな意見を交換することで、自分なりの考え方や好みが少しずつ解ってくる気がします。

同じ材料を使い、同じシステムを使って組み、意見を交換し合うというのは

普段なかなか出来ないことなので

とても貴重な一日でした。

文:大友

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