FIELD+が創刊されました



1年間の準備期間を得て2009年1月FIELD+が創刊されました。FIELD+は、はじめFIELD SCIENCEという仮タイトルで準備が進みました。文化系の学際的なフィールドワークが世界の様々な場で、それぞれの多様な文化の価値を理解し、受け取り、自分たちの価値観を相対化し、より自由に振る舞える人間を創造しようと願っているものと理解できます。若い研究者の方々が編集の現場を担い、世界中から人間の今を発信する意欲的な雑誌です。デザインする方も楽しませていただきました。

創刊号の特集は「シングルで生きる」です。人間の根源的なありかたに、さまざまな意外な触れ方をして、刺激的です。第2特集に当たる「フィールドワークって何」の3本の異なった領域、文化人類学、言語学、霊長類学のまったく異なる展開も、地球がまわってさやさやと風の音が聞こえるようで研究者の思いが伝わります。興味をお持ちの方は東京外国語大学アジア、アフリカ言語文化研究所 FIELD+編集部(field-plus@aa.tufsac.jp)までお問い合わせください。
堀木一男

 

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