小島一郎写真展

小島一郎写真展「小島一郎北を撮る 戦後の青森が生んだ写真界のミレー」のご案内

私の義父小島一郎の写真展が1月10日(土)から3月8日(日)まで青森県立美術館で開催されます。
小島一郎の写真家としての活動は、昭和29年からわずか10年間の短い間でしたが、郷土青森を中心に大地とそこに生きる人々を活写しつずけました。
作品の特徴は白と黒の強いコントラスト、暗示的な空の雲や日の光の、大胆で構成的な構図などリアリズム写真を超えた美の世界を出現させています。
あえて津軽、下北の吹雪のなかに出かけて行き、厳しい自然の中で賢明生きる人々のなかに人間の美しさを感じ、それを伝えずにはいられなかったのでしょう。
近年小島の写真が再評価され、各地で展覧会や作品集の出版などが相次ぎ、海外にも知れるところとなりました。小島の愛した郷土青森で、しかも真冬の厳しい寒さの中での今回の展覧会は、小島の強烈な個性ある写真を、体感していただくにうってつけの機会だと思います。
ご高覧いただければ幸いです。

青森県立美術館
URL. http://www.aomori-museum.jp

岩崎邦好

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