東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所様:広報誌「FIELD PLUS」ができるまで
![](https://convivia.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/09/ph_fb200928_02-700x700.jpg)
「FIELD PLUS」は、
これから進学先や将来の職業を決める高校生に向けて
アジア・アフリカ圏でのフィールドワーク(現地研究)がどのようなもので
言語文化研究にどんな面白さがあるのかを
ビジュアルに伝える冊子です。
私たちがデザイン制作を担当していた
理化学研究所の広報誌「RIKEN NEWS」を、言語文化研究所の先生が偶然手に取り
「こんな広報誌を作りたい」と思っていただき
そのクレジットにあった「デザインコンビビア」に
ご連絡いただいたことがご依頼のきっかけでした。
2008年のことでした。
![](https://convivia.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/09/ph_yb2017_riken-700x700.jpg)
フィールドワークをまだ知らない高校生に
どのようにその面白さを伝えるか。
まずは、発信したい内容と読んでもらいたい対象から
冊子の体裁を決めていきました。
メインターゲットは高校生なので、文字は小さめでもOK。
版型はA4判にして、写真を大きく、地図・図の点数を多くしました。
こうした方針を決めた上で、記事のシリーズを検討し
じっくり1年かけてデザインの試作を重ね、内容・デザインの双方を詰めていきました。
記事の順番も大切です。読み手の気持ちになって
1冊を最後まで楽しく読んでもらえるようにメリハリを意識しました。
そうして完成したno.01は
スッキリと読みやすい文字組のなかに
フィールドワークの写真を強弱つけながら大胆に配置して
その土地々々の空気や熱を伝える1冊となりました。
記事ごとの性格もレイアウトデザインで表現し
充実した冊子が完成しました。
![](https://convivia.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/09/ph_fb200928_01ajpg-700x700.jpg)
そして当初のコンセプトをキープしたまま
その後、現在までに2度のリニューアルを行い、
12年間、制作を続けさせていただいています。
デザインの仕上がりに毎回喜んでいただけていることは
私たちにとって嬉しいことです。
編集会議も毎回アイデア会議として意見交換しながら行っていて
東京外国語大学外の大学の先生にも記事を書いていただきますが
FIELD PLUSのデザインが良いということで
別の冊子のお手伝いもさせていただきました。
(こちらについても、いつかご紹介させていただきます)
広報誌もそうですが、社内報やPR誌などで
「ターゲットが明確で伝えたいこともあるが
どのようなボリューム・デザイン・形態・ページ数で表現すれば
“伝わる冊子”ができるのか」と困っている方。
その冊子、私たちと一緒に作ってみませんか?
ゼロからでも、安心してご相談ください。
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