『ことばの波止場』vol.13

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
国立国語研究所『ことばの波止場』vol.13

13号、無事に刊行する事ができました。

年2回のWEBの更新が先にあるのですが
2回分をまとめた冊子を刊行することになるので
最終的に「冊子」になる事を想定して
誌面へレイアウトしたデータを納めております。

WEB版へのコーディングは
国語研の方で制作されているのですが
雰囲気まで再現しようと
工夫を凝らして組み上げていただいております。
ありがたいです。

さて、

実際、
記事は編集者、写真はカメラマンにお願いしております。
『ことばの波止場』は少数精鋭での制作になります。
どんな感じで作業いただいているか
雰囲気程度ですが簡単に紹介いたします。

■編集(フォトンクリエイト 鈴木様)
各記事の元となる論文・講演・講義などの素材や
1時間にも及ぶインタビューなどを拝見させていただいてますが

時間と努力を惜しまず注ぎ込んだ研究の、
膨大かつ、様々な素材を丁寧に編集し、読みやすく、
めちゃくちゃわかりやすい原稿になっております。

あの量(元の素材)が
このページ(収容字数・画像点数)で
収まるのかと驚くほどです。

■写真(スタジオCAC 吉田様)
記事の企画意図やデザイナーのイメージにあわせて、
良い写真になるよう、手を尽くしてくれます。
突発的な要望にもすぐ対応いただけて、ありがたい。

今回は物撮りで撮影した「ちびた鉛筆」の写真が素晴らしく。
その場で「表紙に使いたい」と、表紙候補に。
特集のテーマだったり、国語研の研究や活動を象徴していて
実際、メチャメチャ良い表紙になったと思います。

■デザイン(デザインコンビビア 山田)
編集者に整えていただいた原稿や、
カメラマンからセレクト&調整した画像が揃うと
いよいよデザイナー(山田)の出番になります。

一番美味しいところかもしれませんし、責任重大な工程でもあります。
根底にある「誰に何をどう届けたいのか」を考慮し
要望に応える誌面をデザインしようと心がけております。

データが整いましたら間違いなく印刷できるようにチェックし、
発注いたします。

□印刷(株式会社雄進印刷)
刷り上がりの良さはさることながら、
昨今の紙やインクなど原材料の高騰や、
電気や運送費などの値上がりなどに際しても
ギリギリまで印刷代に響かないようにするノウハウなど
やはり実績のある印刷所は信頼が置けます。

納品時の梱包ひとつとっても丁寧な形で届けていただき、
制作の苦労が報われるような感動がありました。

仕上がった冊子は、国語研の皆様はもちろん
一般の方へ、お渡しできるようにいたします。

□読者
研究の、面白いところも、難しいところも、苦労したことも、これからの話も、
研究者にしか得られない体験を共感してもらいたく、
いろんな形(研究資料や記事や写真やイラスト)で紹介してます。
ちょっとのぞいてみて欲しい。

是非、お手にとってご覧ください。

文責:山田

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です