「Happiness is…」
2014年3月17日
2020年10月2日
1962年にアメリカで発売され、大ベストセラーとなった
『しあわせはあったかい子犬』の本の紹介です。
著者はピーナッツ・シリーズのチャールズ・シュルツ氏。
しあわせは… で始まる、日常にある幾つもの
小さな幸せが、シュルツさんの懐かしい絵と
「ハッピー」な色使いで一緒に描かれています。
「刊行されると、たちまち多くの人の心をつかみ、
数百万部も売れるという大ベストセラーになりました」
という書評のあったこの本は、スヌーピーや
チャーリー・ブラウンをはじめとする
ピーナッツ・キャラクターたちが、そのウイットに
富んだユーモアで、これまでも多くの人たちの心を魅了し
癒してくれたことでしょう。
左のページに文章、右のページにイラストという見開き。
文章は全て「Happiness is ~(しあわせは~)」という
形式になっています。
じんわりとくるページあり、クスクス笑うページありで
どこを開いても「そうそう」と、うなずいてしまいます。
Happiness is a warm puppy.
しあわせはあったかい子犬。
ここでは、ルーシーが目を閉じた幸せな表情で
スヌーピーを抱きしめているイラストが描かれています。
ぎゅっと抱きしめられているスヌーピーの
この「まんざらではないな」という、ちょっと得意げな
表情も大好きです。
私も実家でジョンという名前のゴールデンレトリバーを
飼っていたことがありました。
ソファーで一緒に寝ていた時のことを思い出し
あの頃の幸せな感覚が蘇ってきました。
しあわせは、日常の中に存在するもの。
五感を研ぎ澄まし、心の眼でよく観察すると
日常の中のとっても大切な瞬間が見えてきます。
「Happiness is…」といえるものが
毎日1つは見つかるといいですよね!
文:沢田寛子