「Happiness is…」

 

1962年にアメリカで発売され、大ベストセラーとなった

『しあわせはあったかい子犬』の本の紹介です。

著者はピーナッツ・シリーズのチャールズ・シュルツ氏。

しあわせは で始まる、日常にある幾つもの

小さな幸せが、シュルツさんの懐かしい絵と

「ハッピー」な色使いで一緒に描かれています。

「刊行されると、たちまち多くの人の心をつかみ、

数百万部も売れるという大ベストセラーになりました」

という書評のあったこの本は、スヌーピーや

チャーリー・ブラウンをはじめとする

ピーナッツ・キャラクターたちが、そのウイットに

富んだユーモアで、これまでも多くの人たちの心を魅了し

癒してくれたことでしょう。

左のページに文章、右のページにイラストという見開き。

文章は全て「Happiness is ~(しあわせは~)」という

形式になっています。

じんわりとくるページあり、クスクス笑うページありで

どこを開いても「そうそう」と、うなずいてしまいます。

Happiness is a warm puppy.

しあわせはあったかい子犬。

ここでは、ルーシーが目を閉じた幸せな表情で

スヌーピーを抱きしめているイラストが描かれています。

ぎゅっと抱きしめられているスヌーピーの

この「まんざらではないな」という、ちょっと得意げな

表情も大好きです。

私も実家でジョンという名前のゴールデンレトリバーを

飼っていたことがありました。

ソファーで一緒に寝ていた時のことを思い出し

あの頃の幸せな感覚が蘇ってきました。

しあわせは、日常の中に存在するもの。

五感を研ぎ澄まし、心の眼でよく観察すると

日常の中のとっても大切な瞬間が見えてきます。

Happiness is…」といえるものが

毎日1つは見つかるといいですよね!

文:沢田寛子

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