大人の合宿「チーム601」

3月28日から4月8日まで、
玉川病院の股関節センターに入院していました。
12日間の入院生活でした。

手術前日に「6人部屋」に入院、翌日はお昼過ぎから
車椅子で手術室へ移動。手術自体は、時間的には
1時間ちょっとだったとか。
本人は麻酔がかかってから目が覚めるまで
まるで「ワープ」したかのような一瞬。
記憶が全くありません。当たり前ですが。

目が覚めた時、
「先生が『人工股関節、綺麗に入りました』
と言ってたよ」という夫の声で安心したのか
また深い眠りに。
その日はリカバリー部屋で1泊、
様々な管を抜いてもらってから部屋へ戻りました。

術後翌日から車椅子、2日目からは
ストックで歩かされて?いました。
最初は、ストックを持った右手に力が入りすぎて
右胸の辺りが痛くなってしまいましたが
その後はストックがなくても、ゆっくり歩けるように。

それにしても翌日から車椅子、そしてストックとは
なんというスパルタ!
でもそれぐらい、ここの手術のやり方が
患者にとっては、あまり負担にならない
方法であると聞きました。

それからは退院するまで、理学療法士の方と一緒の
リハビリと、与えられたメニューをがんばって
「自主トレ」した毎日でした。

私がいた「6人部屋」には5人の方がいましたが
全員名前に「子」がついていて、年齢もほぼ同じ。
そういう人たちと12日間パジャマ姿で、
寝食を共にするわけですから、
親しくならないはずがない!

まるで昔からの友だちのように家族のこと、
仕事のことなどを話し、お互いの痛みを分かち合い、
リハビリを励まし合いました。まさに同士です。
そして誰からともなく「みんなLINEやってる?」
ということで盛り上がり、「チーム601」という
グループLINEが出来ました。

帰ってきてから夫に「病院はどうだった?」と聞かれ、
「合宿みたいでとっても楽しかった」と答えたら
大笑いされました。

その後は、退院してからも
「通勤無理しないでくださいね〜」などの
LINEのやり取りが続いています。

暑気払いが出来る頃には、全員が元のように
歩けるようになって、再会を喜び合いたいです。

文・沢田寛子

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