いつもの温泉と言えばここ。

今年もぶらりと行ってきた。

秩父の武甲温泉。

最近西武秩父駅に新しい温泉施設ができたが、

温泉はひなびた雰囲気こそが味である。

新しいとか綺麗（「清潔」は大事だが）とかはまだまだ未熟なり。

内風呂と露天風呂があり、小さいながらもサウナと水風呂もあって

広々とした更衣室には扇風機と測り。

他にも古いゲームコーナーがあるとか、畳敷きの大広間があるとか

風呂上りに飲む、瓶の牛乳とコーヒー牛乳があるなど。

実に定番で理想的な温泉。それが武甲温泉。

温泉という空間は、効率の良さとか、利便性の良さなどが優先とは限らない。

新しく古いものは作れないので、まずはその雰囲気から味わえる。

古いからこその居心地とか、何度も通う小慣れた気安さとか、

はるばる行くのにちょっと頑張った人だけが得られる癒しとか。

放って置かれる心地良さみたいなものも含まれる。

何でもかんでも至れり尽くせりな気遣いでは無く

お好きにどうぞ。という、大人っぽいサービス。

良い。

帰りは長瀞でかき氷を食べるのが「コース」

夏満喫ってやつです。

毎年夏に行っているが、今年は秋や冬にも行ってみたいですね。

文責：山田