犬から聞いた素敵な話

話題になっているそうですね。この本。

内容は、色んな人が色んなブログで語っているかと思うので

私はイラストについて語ろうと思います。

最初に書店で見かけたときにイラストが気になりました。

おそらく筆で、ほとんどシルエットのみで描かれたイラスト。

ほとんどシルエットなのですが、線に強弱やかすれがあるので

なんとなく温かみを感じるイラスト。

僕の場合、普段、犬や動物の絵を描こうとすると

毛並みに沿った線を描こうとか、

目には表情が出るので少し可愛らしく描こうかとか

いろんな事を考えてしまいます。

けど、この絵にはそういった部分が感じられません。

無理に可愛く描こうという邪念(?)がないのです。

それなのに表情も感じられるし、どことなくかわいい。

なんか不思議な絵だなとぱらぱらと中身をめくっていると

同じタッチのイラストが複数ありました。

手法は同じ。

シルエットだけなのに犬種もちゃんとわかる。

本の中身は14の短編。

各話の中にそれぞれイラストが描かれています。

本の挿絵というと、写真をそのまま使っていたり

表情や細部まで綿密に描かれたイラストをよく見かけますが

このイラストは、ないようのイメージとしては

最大限の効果を発揮しているなと感心しました。

筆のタッチも、よく合ってます。

内容とのベストマッチにお気に入り決定です。

文章:大友

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