サナトロジー(死生学)の学び

例年ボランティアの仲間と集まって富士山の森で遊んでから、サナトロジーのお勉強会を開催している。ことしもその資料を作ったのだが、資料の中にトランスパーソナル心理学から見た自己探求・自己成長の三段階というのがあった。簡単に紹介したい。

●プレパーソナルな状態

人間関係のしがらみを断ち切る。他者の期待に応え喜ばせる、偽の自分を演じるのを止める。心の傷やとらわれから解放されて、個としての自分を確立していく。自分が自分の人生の主人公になる。

●パーソナルな状態

自分の人生の主人公になった人が、個である実存的不安にかられながらも人間としての本当の生き方を求めていく。最終的には究極の心理(世界の一切は空である)に目覚める。

●トランスパーソナルな状態

この世界や自分のあるがままの姿を受け容れ、悦ぶ事ができる。ごくふつうの日常生活を送りながら、自分を越えた向こうからの呼び声をききつつ生きていく。外的な現実よりも内的体験にリアリティを感じ、遊び心を楽しみ濃密な時間を享受する。

なにかヒントになるとことがあればいいですね。

堀木一男

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