「ルルさん」との出会い

文化の日の11月3日、神宮外苑絵画館前で開催の

「東京デザインウィーク(TDW)」に

行って来ました。

このTDWでは100を超える企業、大学などの団体、

国内外のデザイナーが最新のコンテンツを展示して

毎年来場者を楽しませてくれます。

建築、インテリア、デジタル、飲食など

それぞれの展示の仕方も参考になりますし

各ブースの担当者とのやり取りも楽しいです。

全く新しいデジタル体験も出来たり

人によって関心や興味も違うのだなと、ブースの

混み具合や、人の流れを見ていて改めて思います。

ユニークなグッズが手に入ったりするのも

私が毎年ここに出かける魅力の1つです。

どちらかというと(かなり)アナログな私が

惹かれてしまうのは、デジタルな「最新のもの」

よりは、手作りや1点ものです。

作り手の、ぬくもりのようなものを感じることが

出来るからでしょうか。

メインのコンテナ会場の外にあるテントが

会場となっているブースには

そんな手作りのものたちがいっぱい。

そこで今年出会ったのが「ルルさん」です。

見た瞬間に心を奪われ「なんだろうこの不思議な

いきものは」と、大小並べられたこのキャラクターを

しばらく眺めていましたが、そこにいた青年に

思わず聞いてしまいました。

「これ何ですか?」

「ルルさんです。ふっふっ(と聞こえた気がした)」

答えを聞いて、あ~ なんてつまらないことを

聞いてしまったのだろう、と後悔したのでした。

そうなんです。

これは「ルルさん」なんです。

ポストカードでルルさんを見たとき

ルルさんの沢山の仲間たちもまた「ルルさん」で

一人一人が自分の世界に飛び出し風景になじんでいる

様子を見て嬉しくなってしまいました。

11枚のポストカードに

ルルさんの物語がありました。

作者の、おおが なおとさんの作り出す

ルルさんの世界の優しさが大好きになりました。

11点が心を込めて手作りされ

そして、おおが なおとさんの手を離れるとき

ホームページにはこんなコメントがおおがさんより。

「ルルさんのひつじがたびだちました

 いってらっしゃい」

今年もまた素敵な出会いが与えられました。

文:沢田寛子

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