Found MUJI
2014年10月31日
2020年9月7日
コンパクトで厚い写真集。
タイトルとちょっとしたコメントが、
日本語、英語、中国語で入っている。
無印のスタッフが海外の日用雑貨や、使われている風景
そのモノが育まれる空気のようなモノを撮影した写真をまとめた本。
中国、フランス、タイ、インドの4カ国を歩く。
ちゃんと物撮りした小物から、
町歩きの最中に見かけたお店や、民家。
ちょっとピンぼけも、ちょっと斜めも、
アンダーもハイキーも、くすんだ色合いも
町歩きのなかで偶然出会った感に思え、
柔らかな紙質や、生成りの紙色、
小口で折られたままの製本、
持つ手にしんなりと乗る重さと、厚さとが
本の「モノ」としての存在感を感じさせる。
プロダクトデザイナー深澤直人ならではなのかも。
雑貨好きで本好きな僕にはツボの写真集。
お気に入りです。
ただ、この紙質。
割とあっという間に汚れる気がします。
写真集、色々買います。
写真以外に画集も買うので、比較的大きい本が増えてきます。
フトコロ事情や、保存スペースの事情もあり、
おのずと量が限られますが、
「所有」するという感覚は好きなので
なかなか「これで満足」となりません。
身の丈相応に、厳選して。
追伸。
小島一郎展を伊豆に観に行きました。
モノクロ印画紙の階調はやはり深く、美しい。
写真集ではなくて、プリントがほしくなります。
(海外では絵画を買うように写真を買う)
高くて無理ですが。
文責:やまだ