雑誌レイアウトのこと

仕事柄、普段から雑誌やムック本のデザインレイアウトが気になるのです♪

「ソトコト」
1冊通してのテーマが「ソーシャル&エコ・マガジン」なので、
全体としてはそのテーマに沿った記事なのですが、
デザイン的にはバラエティに富んでいて
飽きさせないように工夫されている。
多少読みやすさを犠牲にしている部分もあるが、
20代〜30代向けで活気を感じさせるデザインになっている。
色々な記事の集合という雑誌らしさがある。

「LIVES」
建築雑誌でも子供のいる家庭向けとターゲットを絞っているが、
全体的には、スッキリ、カッチリしたデザイン。
建築系なので少しクールな印象で、読みやすい。
これも20代〜30代向けだが、ソトコトとは
デザインの方向性が全く違っている。

「Soltero」
2004年に発行されたムック本で
「27歳からの都市生活向上マガジン」というテーマ。
全体にとてもスッキリ、サッパリとしたデザイン。
10年前の本だが、デザインのシンプルさと
少し変化を出すためのデザイン的な遊びがある。
見た目の面白さが出ていて、読みやすさも保っている。

どれもそれぞれ気に入っている雑誌・ムック本なのですが、
ターゲット年齢層が近くても、その読者がどんな志向なのか…
その設定の仕方でデザインに大きく違いがでるものなのだと
改めて思いました。
こういったところも意識してデザインをしていきたいですね。
雑誌・書籍・ムック本デザインはデザインコンビビア
文:飛鳥井 羊右

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