トヨタの片づけ

現在、職場の机周りや職場そのものが散らかっていて、どうにかしたい。
スッキリ綺麗にして、気持ち良く仕事をしたい。
そう思っている方に朗報です!
・物が多く片付かない。
・机やキャビネット、棚などがどうも散らかってしまう。
・片づけたつもりでもすぐに物が溜まって訳がわからなくなってしまう。
・必要な資料・書類がすぐに見つからない。
・書類を間違えたり紛失したりしがち。
・散らかっているので掃除もままならないためホコリが溜まっている。
・どこからどう手をつけて良いかわからないので途方にくれてしまう。
・片づけることはあきらめた(笑)
そんなあなたにこの本が参考になると思います。
『トヨタの片づけ』
片づけ苦手の方にこそ必要な本です。

僕はもともと片づけが苦手なため、個人的に色々と片づけ関連の本を読んできました。
この『トヨタの片づけ』は職場での片づけについて書かれた本です。
一般的に製造業・サービス業の職場環境改善に用いられるスローガンとして有名な「5S(ごエス)」を、具体例を示しながら分かりやすく解説してくれている本になっています。

整理(seiri):「いるもの」「いらないもの」を分けて「いらないもの」を捨てる
整頓(seiton):「必要なもの」を「必要なとき」に「必要なだけ」いつでも取り出せる状態にしておく
清掃(seisou):キレイに掃除する。日常的に使うものを汚れないように。職場をキレイに保つ
清潔(seiketsu):「整理」「整頓」「清掃」を維持する
しつけ(sitsuke):決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける
これが5つの「S」です。
読むとわかるのですが、「片づけ」は一つのツールであり、「好きか嫌いか」ではなく「やり方を知っているかどうか」なのです。手順を学び理解すれば、誰でも出来るものだということです。
片づけができる人は、その人が片づけが好きで得意なだけ…という誤解があるように思います。
どんな仕事も手順と守るべきルールがあるように、片づけにも手順とルールがあります。片づけが苦手でも出来るようになるための方法が、具体例を用いて分かりやすくこの本に書かれています。

書名に「トヨタの」とありますが、トヨタ特有のものではありません。「5S」は特定の企業のやり方では無く、職場環境の美化、従業員のモラル向上などのため、多くの企業で導入されているものです。
一般的にはとても当たり前のことのようです。ただ、僕はこのスローガンを知りませんでした。片づけというものを論理的に行う方法論を理解していなかったこともありまして、読んでとても納得できました。
実際、僕はこの本を読んで、「使える」と思う部分を自分のデスクの整理・整頓をするために取り入れて、その状態を維持することも、本に書いてあるようにやってみています。今の所、ある程度はうまくいってます。
まぁ、僕自身が片づけ苦手な人間でしたので効果の程は実証済みです。
詳しくはこの本を読んでいただけると分かると思います。
片づけ苦手の方への、おすすめの1冊です。
エディトリアルデザインならデザインコンビビア
文:飛鳥井 羊右

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