「小田急で湘南へ」

江ノ島に初めて行ったのは高校生の時、海水浴にでした。
そのときの印象は全然いいものではありませんでした。
足にまとわりつく「サラサラではない」黒い砂。
海の家で食べた、伸びきった濃い味のラーメン。
あちらこちらに落ちている様々な種類のゴミ、たばこの吸い殻。
海が大好きで「わ〜海ィ〜!!」と喜んで行った
私の気持ちをみごとに裏切る場所となりました。
それ以来、自分から江ノ島に近づくことはありませんでした。

自宅最寄り駅のラックから、目に飛び込んで来た1冊の眩しそうな冊子。
手に取ってみたら「小田急で湘南へ」とありました。
しばらくは表紙をずっと眺めていました。
自分がこの表紙に惹かれるのはなんなのだろうか。
写真、デザイン、それとも懐かしさなのか。
ぱらぱらと中をめくっていくと、そこには夕日色した
美しい砂浜の景色がありました。
最後に行ってから間違いなく30年以上の月日はたっています。
「もう一度行ってみようかな」そんな気持ちにさせられた
小田急から出ていたPR誌でした。

裏をひっくり返すと、編集・湘南スタイル とありました。
数多くのムックを出し続けているあの枻出版社です。
そうか、それで全体にいい感じがしたんだ。
誌面のゆるい感じも今っぽくていいです。マルです。

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