「解くもの」としての本

結構前に出版された本ですが
論理パラドクス
論理サバイバル
の2冊を紹介させて頂きます。

買ったのは学生の頃。
その頃はまだ2冊の内の“論理パラドクス”のほうしか出ていませんでした。
たまたま学校帰りに立ち寄った書店で平積みにされていて
何となく手に取って内容を観てみると
問1から、こんな問題が↓

この問題は、次のうちどの種類の問題でしょうか。
A. パズル(正解が1つだけに決まる問題)
B. ジレンマ(互いに矛盾した正解が2つ以上ある問題)
C. パラドクス(正解が1つもない問題)

この問題を書店で初めて目にしたとき
かなり頭を悩ませたあげく
よくわかりませんでした(笑)

けど、何となく興味を引かれてしばらく眺めていると
考えれば解けそう、でも解けないもどかしさ。
よく聞く問題だけど専門家のあいだで定説のない難問。
もともと数字やパズルが好きな方だったので見事にハマりました。

後に姉妹本の“論理サバイバル”が発売されて
こちらは出てすぐ買いました。

「書籍と言えば読むもの」という印象がありますが
「解くもの」としての書籍も多く見かけます。
本はあまり読まないけど問題集は好きだ。
という方も、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。

僕も「活字離れ」のカテゴリーに入ってしまう人間だと思います
が、この本はハマりました。

買ってから5〜6年経ちますが、未だに頭を悩ませながら読み返したりします。
その度に考える楽しさ、ひらめいたときの爽快感が味わえます。

論理学や数学の考えをデザインに応用する方もいらっしゃるそうです。
何かの考えに基づいてデザインする事が大事とあ思いますが
う〜ん・・・なんだか難しそうだ。

最後に本の中から問題を1つ。
「ニワトリと卵とどちらが先だろうか」

これは多くの人が聞いた事のある問題ではないでしょうか。
この問題は“論理パラドクス”の方に載っています。
問題に対しての答え、解説も丁寧に説明してありますので
気になった方は1度読んでみてはどうでしょうか。


文:大友

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