「ヨシタケシンスケ展 かもしれない」

という、なんともユニークな名前の
展覧会が「世田谷文学館」で開催中です。

気候もいいし、自転車でフラッと
行って見ようかな、と出かけてきました。

イラストレーターで、
人気絵本作家でもあるヨシタケシンスケさんの
絵本の世界の中で遊べて、数々の話題作の
原画を見ることができました。

文学館に着き、展示会場に入るまでも
すでに「ヨシタケシンスケワールド」。
これはきっと楽しい展示に違いない!
というワクワクの予感でいっぱいです。

ポケットサイズのスケッチの展示コーナーは
天井から床面までの壁に、ズラリと並べられ
一番の見どころ(だと思いました)。

常に持ち歩いているこの小さな手帳は
誰かに見られたときに、「すぐに隠せるから」
という理由で、このサイズなんだそうです。

「ヨシタケシンスケさんの頭の中は
こうなっているのか」と、ちょっと覗いて見た気分。
 
学生時代に制作した「かぶりもの」などの
立体作品もからはじまり、体験展示コーナーまで
それぞれの場所で立ち止まっては
一人で「ニヤニヤしたり」「驚かされたり」
なるほどね、と「感心したり」…。

絵本の原画は、実物よりずいぶん小さく
着色もされていません。
この原画を拡大し、デザイナーが
色をつけて絵本に仕上げていました。

シタケシンスケさん、実は色が苦手だったのね!

大人も子供も楽しめる展示は
実にバラエティーに富んで、最後の最後も
笑ってしまいました。

世田谷文学館
開館時間は10:00~18:00
休館日は毎週月曜日。料金は一般1,000円ほか
7月3日(日)まで

文・沢田寛子

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