「おいしい缶詰」キャンペーン って

地元でなじみの焼き鳥屋さんに入った時のこと。

カウンター前に置かれたアクリルケースの中に

A4二つ折りの冊子が入っていました。

目に飛び込んで来たのは大きく書かれた文字

娘と飲んで

父、缶動。

この「缶動」という漢字に「おもしろ~い!」と

「感動」したのですが、意外だったのは

そこに続くコピーでした。

「おいしい缶詰」を手がける明治屋が、

東京・経堂と大阪のアットホームな個人店で、

「父の日に缶詰を贈ろう」キャンペーンを開催!

なになに? 経堂って書いてあるけれど

何でこんなにピンポイントなの?

疑問に思いながら冊子を開いてみると

左ページには、父の日キャンペーン協賛店 東京・経堂

右ページには、父の日キャンペーン協賛店 大阪

とタイトルがあり、その下にそれぞれの地域のお店が

電話番号や営業時間とともに紹介されていました。

冊子の裏には、企画/経堂系ドットコム・須田泰成

と書いてあり、「あっ、あの須田さんだ!」と思って

ホームページで調べてみました。

最新の経堂グルメ日記

父、缶動。の父の日イベントはじまりました。

明治屋さんのおいしい缶詰で、

父と娘にもっと仲良くなってもらうため、

経堂と大阪のアットホームな個人店で

父の日用のメッセージカード付きの缶詰をプレゼントする

イベントをゆるくいい缶じではじめました。

これを企画した須田泰成さんは、大阪寝屋川市出身の方。

以前も私のブログで「きぼうのかんづめ」という

絵本の紹介でふれた方です。

1988年に植草甚一さんの本に出会い、衝撃を受け

植草さんの本で「経堂」という町を初めて知ります。

ときにコメディライター、

ときにコミュニティプロデューサー、

ときに「さばのゆ」店主……。

いくつもの顔を持つ須田泰成さん。経堂に住んで19年、

須田さんが愛して止まない世田谷区・経堂に

コミュニティスペース「さばのゆ」を作ったのは

いまから6年前のことです。

須田さんが経堂に移り住み、ひたすら店に通い

時間をかけてだんだんと顔なじみになり

そうして築き上げた店主や常連さんたちとの関係は

経堂という町だからこそ生まれたものです。

以前須田さんにインタビューした方が

「さばのゆ」をはじめ、活気のある商店を見ていると

人の営みが息づく町だとつくづく感じます。

町があるから人が集まるのではなく、

人が集まるから町が生まれる。

と最後に書いてあるのを読んで納得しました。

「缶動」という文字に惹かれて

手にした冊子でしたが、最後は「やっぱり地元はいいね」

というところに落ち着いたのでした。

私も人が好き、そして地元の経堂が大好きな一人です。

最後に

なじみの焼き鳥屋さん、「とり平」を出るとき

「これあげるよ」とちゃっかり「おいしい缶詰」を

いただいて帰りました。

さらに

もらったメッセージカードは

「コンビビアのお父さんへ」と書き、父の日を前に

岡野さんにこの「おいしい缶詰」と一緒にあげました。

文:沢田寛子

1件のコメント

  • 文末に、恥ずかしながら「コンビビアのお父さん」と名前を挙げられた岡野です。
    いただいた缶詰「国産鶏のごま油漬け」は、いけましたよ。
    油漬けだけれど、ごま油なので香ばしく
    家内とちょうど来ていた次男と、3人でぺろりといただきました。
    沢田さんのサプライズの缶詰といい、
    いつもぶっきらぼうな息子の父の日の記念品といい
    近来希に見る充実した「父の日」となりました。
    感謝です!

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