everblue
2009年7月30日
2020年8月27日
今回もフリーマガジンです。
『everblue』
地球の未来と環境問題を考えるフリーマガジン
これ、季刊らしいのですが、もう25号。6年以上発刊されているって事になるのでしょうか。長いですね。内容・編集・デザイン…全て良いです。
フリーマガジンというものがものすごく沢山出るようになってから久しいと思います。デザイン的な底上げがされたために、さすがに「これはヒドい!」というものはなくなって来ています。そのせいか、相対的にずば抜けて「これは良いぞ!」というものも発見しにくくなってきている気がします。そんな中で「これは良い!」と思ったものが『everblue』
文字と写真などの絵柄のバランスが良い。多分、編集とデザインが最終形のイメージを共有しているからできるデザインなのでしょう。文字ばかり多かったり、逆にスカスカ感が目立ったりするような、バランスの悪いページが無いのです。記事ごとにデザインの変化もあり、書店で売っていてもおかしくないレベルです。
この本のテーマ「地球の未来と環境を考える」
これをフリーマガジンで出すという事をよく考えたなぁと… スポンサーを募り、出資を受け、それで商業雑誌並のクオリティでありながらフリーマガジンという形態を実現しているのだと思うのです。半分企業PRの意味合いもあるけれども、この雑誌によって環境への色々な取り組みというものを知ることができるのは、とても意味がある事だと思います。エコな活動をしている事は、今の企業にとってはプラスになる事なので、この形が成り立つのでしょう。
タワーレコードやアウトドアグッズショップなどに置いてあるみたいなので、見つけたら是非手に取ってみてください。
エコなフリーマガジンデザインならデザインコンビビアへ
文:飛鳥井 羊右