縁(ゆかり)
2015年6月12日
2020年10月2日
「YUKARI」という本を紹介します。
キャッチコピーは「日本の大切なモノコトヒト」
名前の由来は縁(ゆかり)から。
毎号、日本の様々な文化がテーマになっています。
日本の森、稲と米、日本の家、お茶、言葉など。
モノに拘らず、広く捉えているのも面白いです。
「稲と米」の特集では、お米の種類や米作りにとどまらず
収穫のあとの藁の使い方、藁細工や工芸品など
周辺のことにも触れています。
ただ、特集内容によってジャンルが変わるので、書店ではかなり探すことも……
前号は書店のお茶のコーナーにあったのに、最新号は旅行雑誌のコーナーに、
なんてこともあります。
「ファッション誌」や「料理雑誌」のように特定のジャンルでは無く
日本の文化に関わるもの、という幅広いテーマだからこそですね。
最近、伝統工芸や農家を継ぐ人が少なく、
職人の“技”が継承されないまま失われつつあると聞きます。
こういった雑誌を通して
もう一度、職人の技や日本の文化を見直すきっかけになって欲しいですね。
仕事と向き合っている瞬間の職人の眼差し、超かっこいいです。
文:大友